しぃちゃんと別れた後、
気になっていた建物、世界平和記念聖堂を見にいきました。
1枚目の写真は正面からみた様子。
真四角のコンクリートがイカツい印象ですが、
側面にはステンドグラスが贅沢にあしらわれていたり、
彫り物があったり、
近くへ行くとにぎやかな印象でした。
サイドから見ると、こんな感じ。
外から撮った写真では伝わりにくいけど、
中は写真撮影NGだったので仕方あるまい。
私のお気に入りはこれ。
扉にあった動物らしき彫り物。
豚なのか、それとも空想の生き物なのかわからないけど、
可愛らしい。
トルコへ行ってから、
「私は宗教建築が好きなのかも」
と思うようになりました。
住宅や商業施設は
限られたスペースにおける使いやすさや動線のとり方などが
重要視されるけど、
宗教建築は
いかにその世界感を伝えるかに重きを置かれているように見えます。
用途のない空間が好きなのも理由の一つだろうな。
一見ムダに見える空間が
その世界感や特別感を生み出している、
というところも、宗教建築が好きな理由かもしれません。
建物や空間作りは、
そこに身をおいてみないとわからない事が多いから、
想像力が必要とされる作業だと思います。
CGなど想像を助けてくれるツールがあるといえど、
やはり今までどれだけ多くの空間を経験したかが、
肝になるんだろうな。
それはお料理にも当てはまるはず。
多くの食材にふれ、いろんなものを口にして、そこで感じた事は
自分がお料理を考える時の引き出しになる。
私はたくさん食べられる方ではないけど、
知らない食材は積極的に手にして、
いろんなものをたべないとね。
建築を離れて10年近く経ち、
そんな事を思うのでした。