2年ごしの実現です。
「お菓子屋になろう」
という親子料理教室の募集を開始しました。
卵、ナッツ、乳製品不使用のクッキーを作って、袋に入れて、原材料表示を貼って、パッケージまでやっていただきます。
お持ち帰りは親子1組で12枚分です。
(お子さん複数人+親1人で参加もOK。ただし持ち帰りクッキーは親子1組で12枚となります。)
お申し込みはこちらとこちらから。
(2回やります。)
で、私がフツーの料理教室やると思う?
親子で参加費3900円、そのうち2900円は
・厚木ガスさんの施設使用料
・原材料費
に充てます。
残りの1000円は
・ひとり親向けフードパントリー「えんむすび」登録者親子への料理教室の施設使用料、原材料費
に充てます。
厚木市内の方も、そうでない方も、
たくさんのご応募をお待ちしております!
(3歳からと書いてありますが、3歳以下でもお母さんが頑張るよって意気込みでのご応募もOKです。)
厚木ガスさんは施設利用料の割引、宣伝のご協力をいただきました。
組織の中で前例のないことをやることが大変なことなのは重々承知、とてもありがたく思っています。
えんむすびさん、つくりては完全ボランティアで挑みます。
(代表毛木さんとお仲間のみなさん、お世話になります!)
今後も続けていきたいので、まずは赤字にならないような仕組みを作るのだー。
冒頭に
「2年越し」
と書いたので、ここに至るまでのことを。
つくりては今月で開業12年を迎えるのですが、
店舗を構えた5年前(つまり生業にすると覚悟を決めた時)から
「地域の子供たちに何か貢献したい。」
と考えていました。
まずはお店のある厚木と国分寺からできることを始めようと、フードバンクさんへのお菓子の寄付を始めました。
とはいえ製造がいっぱいいっぱいなので、年に2回くらいしかできないのですが、
厚木と国分寺中心に5ヶ所くらいのフードバンクを利用させていただきました。
その中で私が一番想いが近いと感じたのが、えんむすびさんでした。
一方、緊急的に食料を提供する事は公的機関が担っている部分でもあり、つくりてはフードロスがない営業の仕方はできているので、私が担当できることは他にあるんじゃないかとも思っていました。
ベターな事はしてるけど、ベストじゃない、會田由衣の特性を生かせてないと。
また歳を重ねるにつれて、
「教育の大切さ」
をひしひしと感じるようになりました。
お金をかけるべきだとか、受験勉強をして偏差値の高い学校へ行ったほうがいいとか、
そんなことを言っているわけではありません。
いろんな経験をして、いろんな人と会って話して、どんな選択肢があるのかを知って、考えることがその人の未来を作ると私は考えています。
いろんなものをみて、視野を広く持つことは大切。
「考える力」は「生きる力」
それぞれ自分の得意な部分を伸ばすことが社会にとっても本人にとってもいいことだと思います。
私は決して裕福な家庭で育ったわけではありませんが、
これまで生きてこられたのは私の両親と祖父母が私にいろんな体験をさせてくれたおかげで、本当に感謝しています。
だからこそ、私も子供たちにできることをやりたい。
家庭環境関係なく
「子供たちがいろんな経験をする機会が平等に与えられる世の中」
になってほしいと、ただただ思っています。
そのために、些細であっても、私ができることってなんだろうと考えた結果、
「キラキラしたお菓子屋体験を提供したらどうだろう?」
と思いました。
もちろん公民館の調理室を借りて行うこともできるけど、それは既視感がある。
普段お金払わないとできないような、キラキラした経験ができたら嬉しいだろうなと。
実は一昨年から昨年にかけて、そんなことをやりたいと各社に打診していました。
ただ当時は私が個人事業主で社会的信用ゼロで、しかも前例のない提案を実現することは難しく、
「それならまず台湾でできないか」
と考えて、なんとか実現に漕ぎつけた時の様子がこちら。
社会的信用を少しでも得るために法人化もしました。
そして台湾から帰国して、厚木ガスさんから
「料理教室やりませんか?」
とお声をかけてくださった時に
「私、こういうことやりたいです。」
と持ちかけて、台湾での前例を出して、えんむすびさんにも
「協力してもらえませんか。」
とお声がけして実現に至るというわけです。
このような活動は1回きりでなく、これから継続していきたいと思っています。
また、このシステムができたら
「私も子供たちに何かやりたい」
と考えている他の方がいろんな経験を提供するベースができるので可能性が広がっていくと思っています。
道なき道を開拓していくのは私の得意分野なのでね。
私は基本ポンコツだし、厚木ガスさん、えんむすびさんには本当にご尽力頂いて、申し訳ないという気持ちもあるのですが、
想いは同じなので甘えさせていただいています。
いいご縁を無駄にしないようにしないとね。