【腐らず進め】

じゃーん!
厚木市の市報に掲載していただきました。
厚木に住んで3年目、こんな機会をいただき光栄です。

「環境を変えるのは怖いこともあるけど、好奇心が勝つ」
と笑顔を見せた

って文章、客観的に見るとヤバいやつ!
しかし1時間くらいのインタビューの中で印象的な一言だったんだろうなと思うと、
私はこういう人間なんでしょうね。

アングラで、地味に、人知れず過ごす人生と思っていたので、
このような公的な紙面に載せていただいたことはなんだか不思議な感じです。
寝癖の髪型、もたついている指先、
間抜けさ120%で私らしさが滲み出ていますな。

こちらで読めます。


お客さんがわくわくできるようなモノを作っていきたいと思っています。
厚木、そしてもう1店舗の国分寺の方達に誇りに思ってもらえるようなお菓子屋になりたいな。

そして今日の本題。
こうして私の経歴をギュッとコンパクトにまとめてもらったものを読むと、まぁ難解な人生!
今日は補足をしたいと思います。

長くなってしまうので、
「あなたの人生なんて興味ないよ」
という方はご遠慮なくスルーして下さいませ。
寄り道も多く、1回大きくコケた人生を大っぴらにすることで、もし誰かのお役に立てるなら光栄です!

私は東京都立大学工学部建築学科卒、同大学院中退。
がっつり理系です。
物作りをしたくて、親が建築だったこともあり建築を選びました。(親は勉強しろだなんて一度も言ったことがないほどに私を自由にさせてくれていました。)
しかし真面目に取り組みすぎ、結果的には心身ともに完全に壊れて大学院中退。
壊れた理由は複合的にいろんな事が絡み合ったのですが、今よりも睡眠時間も少なく勉強にバイトに勤しみ、
「教授の期待に応えること」
が目的になってしまったことが問題だったと分析しています。
他人軸のモチベーションはいつか破綻するものですな。

その後、縁あって広告会社に入れていただき、そこで渉と出会って半年くらいで結婚。
数年後、心身ともに回復してきたところでベーグルカフェに転職、そこでスコーンと出会い、焼菓子の世界にどっぷりハマっていき、29歳の時に祖父母が暮らした家を改装して菓子製造許可を取得し開業。
(海外一人旅を始めたのはこの頃)
そこから8年間は店舗を構えずお菓子の卸、イベント販売、催事販売、カフェのメニュー開発、台湾でのワークショップ、カナダで2ヶ月かけてデモンストレーションをするなんて機会もいただき活動。
3年前に店舗を2つ構えて今に至ります。

今振り返ると、開業するまでは
「大学院中退」
の自分を認められませんでした。
中学の頃から行きたかった憧れの大学に入れて、学びたい事を学べて、飛び級のチャンスまで与えてもらったのにそれを生かすことが出来なかった、と。
退学でそれまでの努力が全て水の泡になり、私の中には何もない様な気すらしていました。

しかし今は
「あれは必要な過程だったんだ」
と納得しています。
その頃学んだ事は何ひとつ無駄ではないし、その結果、今が一番、私が自分の力を活かせる場所に身を置けていると実感しています。

今は話のネタとして、
「大学院中退で焼菓子屋」
ってカオスで最高、なかなか真似できないよね、とすら思っています。
大学ではほぼ毎週プレゼンしていたから、人前で意見を言う事は慣れたし、会社という組織を経験する事で少しは一般常識も学べた、はず。
お菓子の技法は後からいくらでも実践で学べるので、意味のある寄り道でした。

そしてインタビューやお客さんとの会話の中でよく
「なんで建築からお菓子?」
と聞かれるのですが、私の中では建築とお菓子作りは同じ。
作るものが大きいか小さいか、関わる人数が多いか少ないかだけの違い。
お菓子のレシピ作りは各素材の水分量や脂質量なと数値から作ることもあり、私にとっては理系のカテゴリーです。

また「みんなで楽しめる場を作りたい」という建築学科時代の思いは、
お店でも、デパートでも、台湾でも、カナダでも、ずっと同じ。
関わり方が違うだけで向かってる方向はずっと同じ。

というわけで、人生真っ直ぐに思い通りになんて進まないけど、流れに身を任せてたら然るべきところに辿り着く。
そのときどきで、腐らず、目の前のことに一生懸命取り組み、その時を周りの人たちと一緒に楽しんでいれば、必ずそれは見えてくると思っています。
人間、心が折れそうになることは必ずあるけど、腐ったり誰かを責めても何一ついいことないのである!

それを見守ってきてくれた両親、渉、そして友人達に感謝。
そして広告会社では誰かをサポートする職業が向いていない私は、上司からしたら間違いなく扱いづらい人でした。
途中、体調が整わず休職させて頂いたこともあり、今となっては感謝しかないです。
光孝さん、青柳さん、ありがとうございます!

ちなみに私はまだ今はスタート地点だと思っています。
お菓子屋はこうあるべき、なんてことにとらわれず、変化を恐れず、いざゆかん!

最後に、今回の写真撮影の時に担当者さんに
「自然な笑顔かできてすごいですね」
と仰っていただきました。
もうね、
「特技は満面の笑みで”それっぽい感じ”に振る舞うこと」
と自称しようと思います。
特技みっけ!

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