【伝わる写真の考え方】

写真は私が4年ほど愛用しているカメラ、SONYのNEX-5という機種です。
「デジイチ(デジタル一眼)でセンスが悪い写真を撮るなんて、宝の持ち腐れだぞ。」
と自分にプレッシャーをかけてこのデジイチを購入したのを覚えています。


そして基礎知識を学ぼうと本を読んだのですが、
「この静物は、片側からのライティングでこの構図が正解。」
「この風景は、ここに焦点を合わせて後ろをぼかすのが正解。」
という” 優等生 ”な写真の撮り方指南が私のにはフィットしませんでした。
物足りないし、それなら私が撮る意味がないんじゃないか、そんな印象。

そして現在も写真の撮り方は絶賛模索中です。
でもひとつわかったのは、
自分で経験して、感じて、
「伝わる写真ってなんだろう。」
「つくりて(私)は何を伝えたいんだろう。」
と考えていくことが大切だということです。
8年前ブログ開始時の写真をみると、ひどくて見れたものではありません。
何が伝えたいのかわからないし、狙いすぎのあざとい構図が気持ち悪い!

今でもカメラを構えて
「これしかない!」
と思える瞬間ばかりではないけれど、最近はお客さんが評価して下さることも多く嬉しい限りです。
自分の頭で考えて、試して、を継続していくことは大切ですな。

前置きが長くなりましたが、今日はお客さんによく聞かれる質問、
「私が写真を撮る時に考えている事」をまとめます。
シロウトの私なりのやり方なので、基礎知識は本屋さんやプロのカメラマンに聞いてくださいまし!

伝わる写真の考え方

1、自分の目線で見たままを撮る

商品写真は構図や背景などがバチッと決まった、作られたセットの中で撮られた物が多い。
白バック、黒バックなど、撮影用に用意した背景で商品そのものがよく見える様に考えられているから。
でも
「生活の中でこんな見え方することはないでしょー。」
「あまりに世界がかけ離れていて、イメージが追いつかないわ。」
と思うこともあります。
ハイブランドならいいけれど、つくりては「みんなでワイワイ食べるおやつ」屋さん。
だから私は自分の目に映る、見たままの、自然な「私の眼に映るもの」を伝えたい。
その結果、正面から撮った写真や私の目線から見た写真になる傾向があります。

2,伝えたい物を明確にする。

お菓子のチョコがトロッと溶け出しているシズル感なのか、
その場所のもつ凛とした雰囲気なのか、
人がごった返しているような喧騒感なのか、
一つの画で伝えたい事を明確にして絞り込みます。
例えば、
「なんとなくの斜めにした構図」や「超絶接写」の写真はそればかりが気になって、肝心な事が伝わってきません。
伝えたいものを一番よく伝えるための構図ならわかるけど、
「なんでわざわざこの構図なんだ?」
と見る人に考えさせてしまう写真は不親切。
自分からの自然な見え方とあえて違うアングルにするからには、そこに意味がないとね。
だから私は自分からの自然な見え方に近い構図、そしてライティングも基本的に自然光にしています。

3、「ぽい写真」を目指さない

これを撮る時にはこの構図、というような模範解答はあると思います。
私も最初、基礎知識を学ぼうと本を読んだのですが、
「この静物は、片側からのライティングでこの構図が正解。」
「この風景は、ここに焦点を合わせて後ろをぼかすのが正解。」
という” 優等生 ”な写真の撮り方指南が私にはフィットしませんでした。
物足りないし、それなら私が撮る意味がないんじゃないか、そんな印象。

重要なのは「なぜそういう結論が書いてあるのかその理由を見つける」ことだと思います。
なぜそういう結論が出ているのか、その過程を読み取って、自分が考える時の糧にしていく。
よく見かけるような「それっぽい写真」や「公式通りの模範的な写真」を私が撮る必要はないのである!

4、シンプルにする

2にも近いけれど、一枚の画で伝えられる情報量は意外と少ないと思うのです。
だとしたら、余計な要素は限りなく少なくした方がよい。
例えば、見せたいお料理の向こう側にティッシュペーパーの箱が写っていたら、それに気を取られてしまう人も多いはず。
みる人にあれこれ悩ませる写真じゃなくて、すーっと入って行く写真はシンプルで潔いものだと思います。


私が考えているのはこんなところ。
いいカメラ、いいレンズなどを揃えるのもいいけど、
モノに頼る前にまずは自分の力を磨こうと思う今日この頃です。

最後に、カメラマンの友人が言っていた面白いこと。

「写真はその人の目線がそのまま表れる。
 接写を好む人はその物事を単独で捉えていて、
 雰囲気が伝わる写真を好む人は物事を俯瞰して見ている。
 被写体にまっすぐ構える人は正面から向き合おうとしていて、
 斜めの構図を好む人は向き合うことを避けて傍観している。」

妙に納得した一言でした。

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