【人が不安になる時】

写真は前回の常滑滞在のときに撮った写真。
早朝のジョギング先で空を見上げると不思議な雲が漂っていました。
秋の気配を感じます。

今日はお菓子とは違う話、先日の北海道の地震で考えたことについて。
ちょうど友人が札幌に出張していたので迂闊にもLINEで連絡してしまい、
「停電てことは、私が連絡したら彼女のスマホの電池を消耗しちゃうじゃないか。」
と我にかえったのが当日朝9時頃。
そのあとはSNSで見守っていたのですが、無事に関東へ帰宅することができてホッとしています。

その友人が現地での様子を事細かにブログにまとめてくれたおかげで、
「震源地から離れた札幌がどのような状況だったのか」
「被災した時の気持ちの揺れ方」
「どんなものが人間に安心感をもたらしてくれるのか」
について知ることができました。
現地在住の被災者が自分たちの生活の復旧に力を注げるよう、道民以外の人はできるだけ早く被災地をでるべきだという考えに私も同意です。(あくまで個人的な意見なのであしからず。)

私は旅先で被災したことはありませんが、
ちょうどトルコへ一人旅をしていた時に自爆テロが発生して恐れおののいたのを思い出しました。
英語が通じるホテルスタッフさんとロビーでお茶を飲みながら一緒にTVを見ていたらその映像が流れてきました。
「ここからは離れているから大丈夫。」
と言われるも、私の英語も彼の英語も堪能というには程遠く、情報が不足していて不安でした。
停電になった時も不安だったな。

その時、情報が不足していると不安は増幅していくと知りました。
それから私が一人旅をするときには、
それまで以上に現地で知り合いを作ることに尽力しています。
半分は無意識(楽しいから)ですが、半分は危機管理のため。

今回の北海道の地震で、やはり友人は当初状況が把握できないこと(情報が少ないこと)が不安につながったようです。
日本語堪能な日本人ですら情報不足(状況が把握しづらい)で不安なんだから、北海道へ旅行に来ていた外国人観光客(日本語がわからない)は不安で不安で仕方なかっただろうなと。

以前、私はこんな経験もしました。
関西国際空港から大阪へ出ようと電車に乗り込んだ時、
「強風のため運行中止です。バスで移動してください。」
と係員の方に言われました。
仕方ないと立ち上がると、周りにいた人はキョトン。
「そうか、彼らは日本人じゃないのね。」
と気づき、拙い英語で隣の人たちに伝えたところ、伝言ゲームのようにみなさんに伝わっていきました。
係員の方が焦っていたのは承知ですが、
外国人観光客が多い関空ならば英語で一言伝えてあげた方が親切なのではと悶々としたのを覚えています。
英語に対して苦手意識があったり、恥ずかしかったり、そんな余裕がないのかもしれないけれど、
たとえヘンテコ英語でも伝えようとする気持ちが大切だよなと。
コミュニケーションが取れるだけで安心材料になるものね。

今回の北海道地震で被災された方々が1日も早く普段通りの生活に戻れるよう、心よりお祈り申し上げます。
そして私個人としては” 困っていそうな外国人観光客に話しかける活動 “をさらにパワーアップしていこうと思います。
ただでさえ知らない人に声をかけられやすいタイプだし、
新宿とか銀座とか通ると忙しくて困っちゃうわ、もー!

そして拙い英語をよりよくする活動も再開すべし。
Yes,we can!