【都合のいい解釈】

写真は黒豆チョコランタン。
最近は入り大豆をプラスして、マイナーチェンジしました。
ガラッと新しいものを作るのもたのしいけれど、マイナーチェンジも楽しいね。


今日は先月のお話。
つくりては皆さんとずれて、中旬にお正月の振替休業をしました。
お察しかと思いますが、製造に追われてない時にしかできない事務仕事や調べ物と大掃除をひたすらやったので、むしろ寝不足で疲労。
でも必要なタスクをクリアできてスッキリしました。

そしてお店の休業日と私が10数年前に開業を決めたきっかけの鬼子母神手創り市の開催日が重なったので、
「こんなチャンスなかなかないぞ!」
と意気込んでいました。
打ち合わせ前に朝イチで行こうと決めていたのですが、雨で中止。



私が参加してたのはお店を構える前の8年間。
都内近郊のマルシェやイベントに出まくった私視点で、ここが1番、出店者さんたちの商品や世界観作りの完成度が高い。
それは主催者さん達の場づくりの賜物だと思います。
(数多のイベントがありますが、場づくりのプロってなかなかいない!というのが會田由衣的結論)
当時の出店者仲間もまだたくさん出てるから会いたかったし、
あの頃の新鮮な気持ちを取り戻したかったし、
12年ぶりに単純にお客さんとして行って楽しみたかったし、
何より、ここに行ったら
「よし、行くぞ」
と覚悟を決められる気がしていました。
でも、よりによって雨天中止。
お天気が比較的安定している1月に中止になるのはレアだし、
「これが答えなんだな」
と思いました。


その日の夜に渉にその話をしたら
「固執するなってことなんじゃない?」
と。



これまでを振り返ると、
何か環境が変化していく時、
「そっちじゃなくて、こっちだよ」
という意味なのかなと思ってしまう力が働いて、
自分の意思とは別に、自ずと片方しか選択できない、みたいな状況に追い込まれることは多くありました。
スピリチュアルなことを言ってるわけではなくて(むしろ私はスピ系が苦手)、物事がとんとん拍子に進むときはその道で間違ってないのかなと思うし、
なんだかうまくいかない時はそっちは違うよということなのかなという感覚。
その流れに抗っても、無理やり引き戻される。


もちろん私より長年出ている出店者仲間を否定しているわけではないし、
その中で新しいチャレンジをするという選択もある。
ただ、私の道はそっちじゃないんだろうなと思っています。
そしてありがたいことに催事やイベント出店のお誘いを頂き、かつ楽しめている自分を見ると
お店だけを淡々と続けていく道でもないんだろうと思っています。

今回私が手創り市に行けなかったということは
「お主は振り返らず、覚悟を決めて行け」
ってことなんだと捉えることにしました。
いい方にとらえる都合のいい解釈です。

変わっていくことに抗わないこと、
今年のテーマだね。