【相手を思いやっている証拠】

今日は少し前の話。
年始に法人化しようと決めた時、まず報告をした人が3人います。

一人は飲みながら私に
「そろそろ法人化したら(覚悟決めたら)?」
と焚き付けてきた人。
数年前に法人化して、つくりての面倒を見てくれている友人で、酔っ払っていてもその一言が私に響いて動き出すとわかって言ってきた策略家です。
どこか不安そうな私に
「ダメな時はダメになるから」
と。
個人事業主でも法人でも、確かにそうだなと思ったら肩の力がおりました。


もう一人は
「法人化よりまずホームページを作りなよ。」
と。
学生時代から私を生温く見守ってくれている友人です。
本人は超大手企業に勤めていて、今は大手商業施設のテナント管理をしているので、私みたいなお店を誘致する側の立場。
私と人生の歩み方も真逆に近いけど、負けん気の強さと合理的思考はうり二つ。
私以上に不安がっていた印象ですが、だからこそ本気でアドバイスをしてくれました。
(その翌日から数日、お正月休みを使って即HP作成した素直な私を褒めて)


そしてもう一人は
「会社は何個持っててもいいっていうもんね。俺は持ってないけど。」
と。
つくりて4年目くらいの頃に知り合い、これまた生暖かく見守ってくれている人。
私チャンスをくれたり、何か行き詰まった時にヒントをくれる人。
(本人はそのつもりはないと思うけど結果的にヒントになってる)
私の性格をよく知った上で妙に腑に落ちている様子を見て、
「私っぽい道を歩んでるんだな」
と変な安堵感がありました。


三者三様。
しかし共通するのは上っ面のコメントを一切しないこと
変に感情を寄せず、でも応援してくれてるんだなってことが伝わってくること。


分かりやすく共感したり褒めたたえることが
一概に相手を思いやっている証拠ではないと思ってます。
寄り添って、共感して。
特に信頼関係が築ききれていない場合にはそんなコミュニケーションが必要な場面も多い。
ただその先、信頼できる人とのコミュニケーションはそれだけじゃない。

そして言葉にしてもしなくても、
「あなたがそうするっていうなら、尊重するよ。がんばれ!」
「もー、こいつアホだなぁ。そのまま行け!」
自分の考えや物差しは一旦横に置いておいて、相手の意向を尊重して応援する(見守る)ことは、相手を認めて信頼していないとできないこと。
もちろん無関心という場合もありますが、さすがに相手が自分に無関心かどうかはわかるもんです。
そんなことに気付けたのは彼彼女たちのおかげで、やっぱり私は恵まれてるなぁと。



どう社会に、お客さんに貢献していくか、
と同時に、
自分の周りの人たちにどう返していくか、
そんなことを考えていると力が漲ってくるというものです。