【共存をめざす】

写真は金木犀が咲いている頃の厚木店。
この場所は小麦畑、ジャリの駐車場を経て、今はお店が立っています。
駐車場だったため土の質はかなり悪く、お店を始めた頃は草花を植えてもすぐ枯れるし、植えた木も弱り気味。
というわけで、6年かけて
「微生物を増やしてふかふかな土にするぞ作戦」
をやって来ました。

化成肥料を使えば手っ取り早くできるけど、
どうせやるなら自然な循環がある土壌にしたい。
だって、一度そのシステムができたら、あとは虫や鳥や草木たちがそこでいきいきと暮らすだけで、いい土の状態が維持されるんだもの。
植物素材の焼菓子屋をやっている身としても、こだわりたいところです。
ふかふかな土を作るには、微生物を増やす必要があり、そのために

・雑草は極力抜かず、伸びすぎたら高さを切るだけ。根っこが地中に伸びて行くようにする。(土の中に隙間を作って、虫が暮らしやすい環境を作る。繁殖力が高すぎる外来種は抜くこともある。)
・切った雑草は地表に被せて、その下の地表面が渇きすぎないようにする(雑草マルチというやり方で、適度な湿り気を保って微生物や虫たちが過ごしやすい環境を作る。)
・肥料は油かす、米ぬか、もみ殻など自然のものだけ。

実験的にこんな感じで、渉主導でやって来ました。
そしてやっと、少しづつだけど、木や草花を植えても健康に育つような土になって来たぞー!

「土作り」ひとつでも、いろんな考え方があります。
例えば
「そんなやり方じゃ収穫量確保できないから、うちは化成肥料使っている」
という農家さんもいる。
「雑草が生えてると、タネが飛んで広がるから嫌だ」
という人もいる。
それぞれの事情や優先すべきことに合わせてやり方を選択すればいいだけで、
私は誰かに自分の考えを押し付けたいとは一切思わないし、違う意見の人を否定するつもりも一切ありません。
相手のテリトリーにまで侵略して、相手の意見をねじ曲げて自分の意見を押し通そうだなんて、そんなことはしたくない。

ただ
意見が違う人に耳を傾けて、互いに思い遣って共存して行く姿勢をとること
は大切なことだと思っています。

雑草も買って来た草花も
野良猫も高値で取引されている猫も
私からしたらどちらも愛おしくて、価値に差はないんだよなぁ。

選挙公報を見ながら、そんなことを思っています。