【ビバ40代】

写真はりんごのチャイケーキ。
スパイス穏やかめのしみじみ系お菓子。
スパイス好きにおすすめのお菓子です。



今日は年を重ねることについて。
30代が終わった瞬間、私は溝の口マルイさんでのPOPUP設営から帰ってきて、渉と仕事の話をしていました。


29歳でつくりてを開業した私にとって、30代はつくりて中心の生活でした。
30歳の頃、40歳の私がこんなに充実した日々を送っているだなんて全く想像できませんでした。
そして今振り返ると、やりきった、走りきったと堂々と言えます。
「もっとこんなことできたんじゃないか?」
なんて微塵も思わない。
だってそんな余力と時間はなかったと言い切れるから。
清々しい40代の幕開けです。


我ながら30代はガンガン走ったなぁと思っています。
走った理由は2つ。
1つ目は「楽しかったから」
開業して、マルシェに出て、通販やって、カフェのメニュー開発させてもらって、催事に参加して、台湾で活動して、カナダで活動して、お店を構えて、テレビ出て、ラジオ出て、雑誌出て、デパートでポップアップして。
誰かが辿った道ではなく、かつゼロからのスタートなので、全てのことが新鮮で、必死でしんどくて、それ以上に楽しかった。

2つ目、周りのイケてる40代を見てたから。
私は友人や仕事仲間は少し年齢が上の人が多いのですが、特に魅力的だなぁと感じる人に話を伺うと、みんな30代で必死にもがきながら前を向いて尽力し続けた人でした。
言い訳したり逃げたりせず、自分の軸と自信を持って、たくましく、周りに目をくれず、我が道を走った人。
私もそんな人になりたいと思い、まずは体力のある40歳までガンガン行くぞと決めて走りました。(特に35歳過ぎてからはかなり意識してた。)
結果、40歳の今、ステキな方達に囲まれて楽しい毎日を送れています。
つくりてはお客さん達も含めてみんないい人で、距離が近くて、ありがたいなと思っています。
この選択で間違ってなかったと思える幸せよ。

一般的に30代女性は、結婚したり、子供を産んだり、バリバリ仕事をして役職に就いたりと、進む道が大きく分かれていきます。
私は迷いなくここまで来たように見られがちですが、人並みに
「子供を産んだ方がいいのかな?」
「組織に属した方がいいのかな?」
なんて迷うこともありました。(結婚は23歳だったので、その悩みはなかった)
そして体力があるように見られがちですが、子供の頃から体は弱い方で、個人で製造業を営むのは向いてないんじゃないか、なんて思うことは今でもあります。(気合いと根性が取り柄です)


でも四十路になった今思うのは、覚悟と忍耐力があれば大抵のことは乗り切れる。
それがないと、何やっても辛いところは乗り越えられないんだろうと思います。
もちろん周りのサポートがなかったら何もできないけれど、
まずは本人が覚悟を決めないと始まらないなと思うのです。


何かうまくいかない時に、投げ出さずに粘り強くチャレンジし続ける姿勢を常に維持するのは難しい。
時に私も腐っているときはありますが、
「ちぇーっ」って言いながらも、自分と周りにいてくれる人達をを信じて感謝することを忘れなければ、道を大きく逸れることはないと信じています。


40代は「無理をしないこと」を学ぶ10年にしようと思っていますが、前半5年間は気合いと根性でしゃかりきになっている自分が目の前に浮かぶね。