【お野菜の色彩】

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写真は先日の養源寺で出したケーキ4種。
左上から時計回りに
 栗とジンジャーのケーキ
 枝豆のタルト
 杏と抹茶のケーキ
 かぼちゃとピーナッツバターのタルト
手づくり市で出すケーキのラインナップはいつも
『並べた時の色彩を豊かにしたい』
という思いで考えています。
青系の色味も欲しいんだけど、
ケーキ類はph値の関係でそれがなかなか難しい。
真っ青なお菓子は食欲をそそらないだろうけど、
食紅じゃなくて、食材の色そのもので青色が出せたら、
綺麗だろうな。
アントシアニンを含む食材を使って、
ph値をアルカリ性寄りに保てれば可能なはず。
いつか、作ってみせるぞと。
なぜ色味に関してこだわるのかと言うと、
色彩が人に及ぼす心理的影響の大きさが大きいと感じているから。
私は喪服を着ると、気持ちがダークになるし、
明るい色を着たら、気持ちも高揚してきます。
もしかしたら私だけかもしれないけどね。
だから
つくりてのお菓子はできるだけカラフルにして、
お客さんに楽しい気持ちになってほしいなと。
お菓子は生きていく上で必須なものではないからこそ、
ワクワクしちゃうような物にしたいのです。
でも先日、
「お洋服はカラフルすぎるのも考えものだわ」
と思った出来事がありました。
仕事へ向かう電車の中で前に座った女性が
蛍光ピンクとイエローのコンバース片方づつ、
紐はピンクと紫のチュールリボン、
青緑のクラッシュパンツ、
ピンクとイエローの波模様のワンピース、
そして信号機カラーのアイメイク、
という出立ちでした。
なんだか、すごい。
どういう思考回路でアイテムを組み合わせていったのか、
聞きたい衝動にかられるの巻。
パッと見はかなりドギツイ印象だったけど、
発想の自由さは見習いたいです。
世の中の人の格好がダークトーンになりがちな秋冬も
カラフルでいくぞー!