【自分に期待しない】

写真はバターサンドのレーズン。
プレーンのベースにレーズンをプラスしたバターサンドです。
ラムレーズンじゃなくてレーズンなので、お子さんも食べられますぜ。
厚木店のベンチでこれを頬張っていた男の子、可愛かったなぁ。

「こんなところにお店があるなんて」
厚木店に来られるお客さんによく言われるお言葉です。
住宅街ど真ん中、大通りに面していないので初めてのお客さんがGoogleマップを見ながらいらしても
「ほんとにここでいいの?」
と不安になるのはよくわかる。

要は
商売をするのには向いていない場所
ここを通る人は近所の方だけ。
たまたま通る道ではない。
車がガンガン通る場所でもない。
経営コンサルをしている友人いわく、近くを川が流れていて、商圏は川で分断されるから、やはり商売するには難しい場所だと。

そして国分寺店に関しても、同じ。
そもそも祖父母が住んでいた家をDIYで改装して作ったお店なので、ぱっと見はもろ住宅。
大通りに面しているわけでもないし、駅から5分くらい歩くし、売り場は極狭でショーケースは手作りで小さい。

そんなお店を2つ始めて約3年。
暖かいお客さんにご愛顧頂き続けられています。
人の輪が広がっていっている事を実感しています。
私の中で、かなり奇跡。

決して失敗すると思っていたわけではなくて、やると決めたからにはお客さんに喜んでもらえるお店にするんだ、その結果として継続できる形となり、細々とでも家族と暮らしていける事業にするんだとそれだけ考えて、目の前の事に集中していました。
だからこんな未来が待っているなんて、3年前には微塵も思ってなかったね。

私は昔から
「長期的な目標を掲げないし、掲げる目標が低すぎる」
と言われてきました。

その通り!
しかしそれには理由があります。
私は自分の性格が妙に真面目な事を知っているので、
長期的な高い目標を立てるとそれを何が何でも達成しようとしてしまい、その過程を一切楽しめず苦行になってしまうから。
だから目標は短期的な低めのものにして、その目標をどれだけ上回れるか、と尽力するようにしています。

またどこに向かって行くにせよ、目の前の小さな事に真剣に取り組むしか道はないとも思っています。
その繰り返しは決して無駄にはならない。
例えば、「留学したいけど、お金がない」と友人に話してる暇があるなら、まずはバイトやお仕事を探してお金を貯めることに集中したほうがいい。

もちろん高い目標を立てて、そこに向かっていく方がいいタイプの方もいる。
自分を客観的にみてどうしたらいいかを考えるのが一番だと思うのですが、
周りを見ていて思うのは、自分が思い描いている
「こうありたい姿」と「現実の姿」の乖離は不幸しか生まないなと。
もちろん自分に期待をして高めていくことは大切だけど、
理想像だけが突っ走ってやいないかしら、
そんな完璧な人なんていないのに、自分に無理な期待をしすぎてないかなと。

TVやネットで見るインフルエンサーや女優さんだって、人に見せられる面と見せられない面があるはずで、
私たちがその人たちを見て勝手に思い描く
「この人、完璧だなぁ。」
は虚像だと思う。


「妻としてこうあるべき」
「お母さんとしてこうあるべき」
「日本人としてこうあるべき」
なんてものも、ないない!

良い意味で自分に期待しないこと。
(努力をしないという意味ではない)
私みたい” 変にまじめタイプ ” の人にはおすすめですぜ。