【逃げちゃいけないこと】

写真は年越し蕎麦ブリオッシュ。
昆布とお醤油を練り込んだ白餡が中に入っていて、長ネギと七味唐辛子がトッピングしてあります。



昨日、年内の営業が終了しました。
今年も1年ありがとうございました!
休みなく働き続ける私を心配して下さっているお客さんが多く、見守って下さって、親身に感じて下さって、本当にありがたい。
限界は超えない様に気をつけているのでご心配なく!
そして年末年始はお掃除しつつ、少し製造の手を休めようと思っています。

忙しさについて、本音を言うと、
「こんな時もあっていいよねと思ってます」
家族の理解の上で成り立つのですが、
人生の中でがむしゃらに仕事に打ち込む時があってもいいよね、と。
このやり方で長年続けられるわけではないということは重々承知なので、先の事は頭の片隅で考えつつ、今を精一杯生きています。

わかっていたことですが、この前掲載していただいた雑誌カフェスイーツ
たくさんの店舗が掲載されていたけれど、
「大学で建築を学んで、広告会社勤めて、それから個人店で学んで、開業しました」
なんて寄り道してきた人、私しかいなかったからね。
他の皆さんは調理師学校や製菓学校を出て、有名店やホテルで学んだ人。
自虐的になっているわけではまーったくないし、
建築とお菓子作りの考え方は出来上がるものが大きいか小さいかの違いでベースは同じだと思っているし、
広告会社でほんの少しだけでも「見せ方」を考える時間を持てたことはプラスに働いていると思ってます。
ただ寄り道した分、
お菓子作りにかけてきた総時間は他のオーナーさんと比べて圧倒的に少ない
という事実はある。
だからこそ、今がむしゃらに実践で学んでいきたいと思っています。
数をこなすことで見えてくるものはあるし、
割いた時間がスキルや知識を向上させることは間違いない。

そんな書き方をすると、無理してる様に見えるかもしれませんが、本人はぞっこんなので、とても楽しいです。

人生、逃げちゃいけない事ってあると思う。
仕事においても、家庭においても、向き合わないといけないもの(逃げても逃げきれないし、解決しないと常にボトルネックとしてあり続けるもの)。
人間だから逃げたくなるけど、勇気を持って、覚悟を決めて、向かい合えば、
その先の人生がもっと軽やかに清々しくなる。

2022年の自分への言葉として、書き残しておこう。