【スコーンから個性を考える】

オーブンの中で焼かれているスコーン。
サウナみたいに見えます。
そして焼き上がった様子がこちら。

整然と並んでいますが、フィリングの入り具合や形など、1つずつ個性がありますな。
このスコーンを見ていると、人間と同じだなと思うわけです。
みんな同じように見えるけれど、それぞれ個性がある。

話は少し変わりますが、先日海外から来た人を取材するTVを見ていた渉が
「あなたは日本だと暮らしにくいかもね。」
と。
私は感じたことをそのまま話すかららしい。

確かに、そう感じることはあります。
特に少し前まではよく感じていました。
例えば私は何か発言する時、相手を批判したり傷つけたりしないかは考えますが、
相手にどう見られるかに関しては考えていません。
例えば、みんなが気持ち悪いというもの(菌類の模様とか)でも私には綺麗に見えたら、
「すごい綺麗!」
と言います。
逆にみんなが可愛いというものでも、私にはそう見えなかったら
「可愛い」
とは口にしません。
だから人によっては
「この人、なんで場の流れを乱すようなことを言ってるの?」
と不快に思っていることも多々あるんだろうなと。
かたじけない!
協調性を重視する日本の教育の観点に立つと、
周りに同調するというのがベターな選択なんだろうな。

なんとなく感じているのは、日本人にとって
「意見を言うこと」と「相手を否定(非難)すること」
は近いんじゃないかと。

私は英語が堪能とは言えないし、経験は浅いけれど、
台湾やカナダの人は、
「意見に意見を重ねていくコミュニケーションの仕方」
だと感じています。
みんなが思い思いに意見を言い合い、違うベクトルを合わせて一つのものにしていく。

日本だと一つの軸を誰かが「これです」と提示して、それをベースに作り上げていく。
だからそのベースから外れた意見はそもそも言わない。
そんな感覚です。

ただ最近はそんなことが気にならなくなりました。
周りを傷つけているわけじゃないならよし!
どこにいても自然体でいるのが一番。
そう思えるのはおばさんになった証拠だな。
おばさん、万歳!