「夢の続きに乗っかって下さい。」
と言われたのは人生で初めてでした。
全ての始まりは手作り市。
いつも穏やかそうな表情でお菓子を買って下さる方がいらして、
ある時に話をしたら
彼は障害者さん達が働く施設の所長さんで、
現状あるケーキの販売に加え、
イートインスペースを併設する予定との事。
「お役に立てるかわかりませんが、
何か出来ることがあれば仰って下さい。」
とお話していました。
それから数ヶ月後、
施設の担当者さんからご連絡をいただいて施設へ伺いました。
たまたま友人と相棒と
障害者さん達が働くベーカリーカフェのコンペに応募したところだったので、
「すんごい偶然ってあるもんだな」
とね。
写真はいただいた焼菓子の数々。
この他にもロールケーキを沢山頂きました。
担当の方からお話を伺い、
施設の活動の様子を収録したDVDを見せていただきました。
ベテランパティシエさんもいらっしゃるので、
ペーペーの私が力になれるかわからないけど、
文房具カフェで学ばせてもらっている
メニューの組み立て方、見せ方、
その他ビジネスとしてなりたたせるためのあれこれを活かすことができたら、
これ幸い。
還元するってこういう事だよね。
仕事柄、異業種の方と知り合う機会も多いので、
必要とあれば
色んな業種の人を巻き込んでいこうと思っています。
こういう話をすると
まるで私が社会貢献に熱心な人の様に見えてしまいますが、
私はそんな出来た人間ではありませんので
あしからず!
でも毎日の「食」を通して、
性別とか、年齢とか、国籍とか、民族とか、障害の有無とか、宗教とか、
そんなのはすっ飛ばして、
楽しい気分や満たされた気持ちは共有できるはずと信じています。
このお話は2年以上かけて進めるプロジェクト。
イートインスペースが出来上がる頃、
関わった人が今よりもっと楽しく暮らせていたらいいな。