この日は久しぶりにベーグルを焼きました。
実はこの数日前、
元職場のベーグル屋さんのベーグルが食べたくて、
買ってきたのですが、
帰ってきて食べると味が違ったのです。
私の舌がおかしいのか、レシピを変えたのか、
何が原因かは謎ですが、
私が食べたいと思っていたものとは違ったのは確か。
というわけで、
自分で焼いてみたという流れです。
ベーグルの作り方は人それぞれですが、
私のお気に入りベーグルは
極少量のドライイーストを使うオーバーナイト法。
一時はホシノ天然酵母や自家製酵母を使っていましたが、
最終的にここに落ち着きました。
ホシノは独特の風味があるし、
自家製酵母だと気候に左右される部分が多いけど、
極少量のイーストなら
イースト臭もせず安定して作れます。
久しぶりに作ったベーグルがことのほか美味しくて幸せです。
ここからは脱線。
天然酵母、イースト、
どちらがいいとするかは分かれるところ。
ここ数年で「天然酵母」を唱っているお店が増えてきた様に思います。
それまでパンに興味がなかった人でも
「天然酵母」という言葉を耳にする機会が増えたはず。
そんな中、世間では
「天然酵母=身体にいいもの」
「イースト=身体に悪いもの」
と考える風潮があります。
イーストを使った工場生産のパンに必ずと言っていいほど入っている
イーストフードという合成食品添加物は
確かに身体に悪いと思います。
ただ、イーストは
果実や穀物からパンに適した菌を分離して培養したものだから、
イースト自体は身体に毒ではないのでは、と。
「分離培養する段階で化学の力が働いているのが嫌だわ」
と言われてしまったらそれまでですが、
私は
「完全オーガニック、ベジの食事しか口にしない」
といった完璧主義ではないので、
「イーストも天然酵母も、どちらもOK」
だと思っています。
目的に応じて使い分けるのが私のやり方。
ちなみに、
天然酵母と唱っているパン屋さんに行くと、
「天然酵母ってなんですか?」
とついつい聞いてしまいます。
一言に天然酵母と言ってもいろいろあるから。
そして話をしていると、
「補助剤としてイーストを少量使っています」
と聞く事もあります。
大きめなお店でも聞く事があるので、
四季がある日本で安定してつくるのがいかに大変かって事だな。
大きく脱線しましたが、
改めてパン焼きが楽しいと思う今日この頃です。