
1枚目の写真は6月末、国分寺マルイに出店した最終日の終わりの時の様子。
山盛りに仕込んだお菓子がすっかりなくなり、感謝感謝です。
夜中に作って、昼間に販売してを繰り返せたありがたさよ!
来て下さった皆さん、今回びわやホップを買わせて下さった糸萬園さん、こくベジの皆さん、国分寺周りのオモシロ人々(3日間駅前パトロールと称して楽しんでた猛者もいるんだぜ)、マルイの皆さん、ありがとうございました!
つくりてとして次に向けたお試しをできたという収穫と今できるベストを尽くせた達成感と、そして何より元気をたくさんいただきました。

自作の木製の什器も3年ぶりに日の目を浴びて、さぞ喜んでいることでしょう。
外面のいいところはInstagramでもあげていたのでここらあたりにして、
今日はその裏話をば。
出店の正式な打診があったのは1ヶ月半前。
正直、しぶりました。
こんなギリギリだと新しい提案をするにも菌検査(賞味期限を決めるために検査期間に出す)に通す時間はないし、これまでと同じやり方で挑んでも消化試合になってしまうので、それじゃ誰も喜ばないのは目に見えていたから。
消化試合とか現状維持は、つまらない。
ただ今回は出店エリアではつくりてもお世話になるこくベジのPRも行う予定だったので、
「少しでもお役に立てたらいいな」
と思っている自分もいました。
だとしたら、この条件と限られた時間とマンパワーで何ができるか。
「日持ちしないことを前提のデイリーおやつなら、こくベジのフレッシュさが伝わるお菓子を出せるんじゃないか。」
そう思いました。
これまでデパートに出る時には安全とオペレーションを第一に考えて日持ちするお菓子のみを出していました。
というのも、過去のデパート出店の1日の売上から考えて、お店やりながら製造1人で1週間か2週間毎日、翌日販売分のデイリーおやつを製造して、車で運ぶのは現実的に無理があるから。
そこで
「3日間だけ出店って可能ですか?」
とマルイさんにお伺いして快諾していただいたのでGOとなったわけです。
こくベジを使ったお菓子はこんな感じ。
・びわとほうじ茶のタルト
・いちごかぼちゃチャイケーキ
・チョコランタンジンジャー
・ナッツサンド(ホップ、ほうじ茶)
・モンブランブリオッシュ
他にもレギュラーお菓子やギフト類を数種類持っていきました。
いつもなら仲間にバイトを依頼して5〜6人で「チームつくりて」を組んでシフト制にするのですが、同年代なので心身を壊しがちで、お願いするのもなんか気が引ける。
そして、最近の私は
「身軽にいきたい」
という気持ちも強く、1人だけ、10年以上の付き合いの、つくりて&接客大好きなまみちゃんにお願いして挑みました。
1週間や2週間は無理でも、3日間ならどうにかなるだろうと。
結果、全てがいい判断でした。
マルイの現場の方々は前回出店した3年前からガラッと変わっていて初見でしたが、
お菓子だけでなく自作の木製什器などの見せ方を含めて期待を超えるものを提案できたと実感できました。
正直、つくりてがここまで成果を出すと思ってなかったでしょー。
昭和のアイダの気合いと根性を侮るなかれ。
ただこの実現は、家族の協力あってこそです。
母に国分寺店を託し、渉にはお菓子の搬入(合わせて私も運搬してもらう)と厚木店を託しました。
いやー、3日間が限界だったね。
個人的には、1日目途中から声が出づらくなり(後日、喘息と発覚。)、2日目はほぼ声が出ず、3日目はしゃがれ声という中でお菓子を手にとってくださる方が前回より多かったのは、この3年で商品力が上がったのかもと自信を持つことにつながりました。
話せたら、もっと楽しかっただろうなとは思いますが、話せなかったから得られた気づきでした。
そして2日目の前半を全幅の信頼を置く接客マスターまみちゃんに託せたのもありがたかった!
色んな運が味方したことは言うまでもありません。
3年前まではちょくちょく参加していたデパートや百貨店。
今集中すべきところが少し変わり遠ざかっていましたが、やっぱり楽しいなと思った今回。
ぬくぬくと、のんびりと、もいいけれど、
私は追い込まれて試される環境の方が活き活きといられるようです。
与えられた環境に感謝して、そこでできるベストを尽くすことの大切さと、
自分の姿勢次第で環境が変わることを痛感しました。
昼間に店頭に立ち、帰って限界量のお菓子を作って、明け方1時間ちょっと寝て、また店頭に立ってを繰り返した3日間。
とても楽しかったです、と言ってしまう自分に乾杯!