
IGでもちょこっと書いたのですが、カカオバターパイ、すずめパイがお菓子の品評会にて奨励賞、つまり「がんばったで賞」をいただきました。
ありがたい。
渉は最優秀賞や優秀賞を取れなかった、という点に注目していましたが、
私は正直言って、結果をもらって、特に心が動くことはありませんでした。
「なんか賞状が送られてきたぞ。」
という感覚です。
お菓子屋を生業としているのに、
残念とか、悔しいとか、そういう気持ちがないのはなぜだろう。
少し前に企業の人材育成をやっている友人が教えてくれた世界の企業が使っている適正診断テストを受けた時、私は
「学習欲が高い」
という診断が出ました。
(他にもこの特性が強く出る人は極端に少ないという特性が強くでて、こりゃ組織の中で働けないわけだと笑ったのですが。)
「学習欲が高い」
と聞くといいことのように思えるのですが、必ずしもそうではありません。
もちろんいろんな知識や能力を身につけていけるという点ではいいのですが、
学ぶこと自体が目的になってしまうためにその知識やスキルが役に立つか否かは興味が薄いというマイナスポイントもあります。
まさにこれだ!!!
と思った次第。
今回、私は
「植物性素材でサクサクのパイを作る」
「お子さんから年配の方まで食べやすい軽いお菓子を作る」
「1000円以下でカジュアルに使える、体裁の整った手土産を作る」
という目標を掲げて、それをクリアできたので、そこでもう満足してしまったようです。
ビジネス的には
「最優秀賞をとって、小売店に売り込んでいける状況を作ること」
を目的にするべきだと分かってはいるけれど、素の私はそう思えなくて。
学習欲の罠にひっかかりつつ、しゃーなしと思っている自分がいます。
私の学習欲が満たされた結果が、結果的に商業的な成功につながってしまうというパターンがこないかなぁ。