【ベースになるのは想像力】

準備準備の日々です。
つくりてのこと、會田由衣のこと、家族のこと、とにかくとにかく準備中。
写真は疲れすぎて、気分転換に余り生地で作ったブサイクッキー。(この手のお菓子は不得意分野なので販売予定はありません。ぺこり。)

私は【焼菓子屋】です。
ただ年に一度、台湾で台日マーケットの運営側も担っており、今年はプラスαでもう一つ運営にも関わっていて、年明けからそれぞれのチームと連絡をとりながら進めています。
このような環境に身を置けること、信頼してもらえることって当たり前じゃないので、心の底から感謝しています。

違う国の人と一つのことに取り組むようになって10年くらい。
ありがたくも気心知れた仲間がいて楽しくやっているのですが、毎度立ちはだかるのが
「考え方や進め方の違い」

私がプレーヤーとして動く時は
「おっと、そんなやり方があるのか!」
と楽しんでしまえば問題ないのですが、サポート側として動く時は
「そういう進め方すると日本人的な感覚では不信感に繋がるから、こうした方がいい」
「台湾だとこういうやり方がよくある」
「カナダ人はこういう手順を踏んでいくことを好む」
などと、お互いを知り、違いを埋め、歩み寄っていく作業がとても重要になります。

そのためには
・意見や質問をする力
・感情と距離を置く力
・相手に歩み寄る力

この3つが試されます。

これらの力は社会生活を送る中で常に試されている力だと思う。
家庭の中でも、仕事でも、自分自身の中でも。

「夫が疲れていそうだから、好きなお菓子を買って帰ろう」
「相手の時間を大事にするために、質問は端的に、短くまとめよう」
「悪気ないのは分かるけど、そのまま進めたらこの同僚が悪者になってしまうから一言伝えておこう」
「釈然としない返事なのは言いにくい事があるからかも。話しやすいよう誘導しよう」
「こんな商品を作ったら、みんなの困り事を解消できるかもしれない」
「この仕事の話が来た時に嫌だなと直感的に思った理由はなんだろう、考えてみよう」
「イラッとしたけど、それをぶつけたところで問題解決には向かわないな」

そんな風に小さなことを積み重ねていくことで、この3つの力はついていくはず。

そしてこの3つの力のベースとなるのが想像力
言葉を通して得られる情報だけじゃなくて、表情や動き、空気感などから相手のことを想像することは、何をするにおいてもベースになると思っています。
だからこそ、国や文化の違う人、つまりベースが違う人達との協働作業は自分の力に繋がるし、楽しい。


というわけで、とっても疲れていますが、とっても楽しい日々です。