【コンプレックス】

我が家のちーちゃん、推定13歳以上。(野良出身なので詳細な年齢は不明)
切れ長の個性的な顔、小柄なのにたくましい彼女は私の憧れです。


私は周りから
「ゆいさん、いつもエネルギッシュだよね。」
「堂々としているよね。」
と仰っていただくことが多く、
「どうやったら、自信を持って、ゆいさんみたいにどんと構えられるんですか?」
と聞かれることもあります。
今日はそのあたりについて書きたいと思います。


2月頭に地元ケーブルテレビが取材に来て下さったのですが、
後日、出来上がった映像をみて、客観的に自分について気づいたこと。
「視聴者に向けてのコメントをお願いします。短すぎず、長すぎず。」
というオーダーがあったのですが、パッと考えて
「地場のお野菜や果物を使った焼き菓子を製造販売しております。ご自身のおやつにも、手土産にも、ご利用いただけると嬉しいです。」
と言いながら自然で柔和な表情をしている自分を見て
小さくまとまってて、つまんないヤツだな。」
と正直思いました。
当たり障りのない模範的なコメントと、みんながイメージする、“お菓子屋をやってる女性っぽい表情“をする自分にガッカリ。
奇をてらう必要はないし、自然体だからいいんだけど、なーんかカッコ悪いなって。


私は良くも悪くも子供の頃からコツコツとマイペースなので、多くのことは満遍なく、ある程度はクリア出来るタイプでした。
ただそれは、一点突破出来るような強靭なパワーや個性がないことの補うための対抗策。
ムラが大きくても1カ所すごく秀でているところがある人に憧れがあり、それは中年になった今も変わりません。
これがコンプレックスというモノなんだと思います。

それは今もまだ持っている感情ですが、30代頃から
「私は私なんだから、できることを見つけて一生懸命やるだけだ。」
といい意味でコンプレックスのある自分を認められるようになってから、心持ちが変わったような気がしています。
「コンプレックスを克服しよう」
と世の中では言われているけれど、誰でもコンプレックスをの一つや二つあるのは当たり前なんだから、
「”コンプレックスを持っている自分”を認められたらいいだけなんじゃないか」
と思っています。




いつも精一杯を尽くすことで、自分で自分を認められるようになる。
自分のことを認められると生きやすくなるし、
同時に他人を認められることにもつながる。
自分の価値を測る時に他人の評価に依存しないためにも、自分で自分を認めたり信じたりする力は大切だと思っています。
まずは自分を認められるよう、自分を誇れるように、精一杯、日々の生活の中の一つ一つの決断をしていくことが大切なんじゃないかと思っています。
押忍!