【2024年の総括】

今日は2024年の総括です。
隠さず、そのままを書きたいと思います。
(長いので、興味のない方はスルーで!)


一言でいうと、試された一年、でした。
誰と、どこで、何を、何のためにやっていくのか
これまでとこれからを改めて考えさせられた一年。


ちょうど一年前、コロナが落ち着いて世間がまた以前のように動き出した2024年初め、私は完全に燃え尽きていました。
2021〜23年はお店、催事、デパ地下出店の3つを家族や友人たちの手を借りてフル稼働させられることが新鮮&ありがたく楽しかったけど、その結果、今冷静に考えたら心身ともに完全にパンクしていました。
家族の生活がかかっているという過度のプレッシャーと生まれ持ったアホほどの責任感、そして行き過ぎの成長欲から無意識に常に歯を食いしばっていたため奥歯が一本ご臨終、円形脱毛症もできてたし、ないはずのアレルギーが出たりと体の変調が現れていました。
私と同類タイプの円形脱毛症経験者の友達に
「ついに私も来たよ、これで一人前!」
と写真を送って笑い飛ばして、それはそれで楽しんでいたけれど、
「この生活を続けることはできない。」
とわかりつつ、変えられない自分がいました。

2024年
1月、「毎年恒例となっている台湾のマーケット開催」が決まるも私は役に立てるのか自信を持てないまま準備を開始し、
2月、調子が戻らない状況を打開しようと台湾華語を習い始め、
5月、私の心身が整って来たぞというタイミングでまさに青天の霹靂といえる出来事が起きて(詳細はこちらをご覧ください)自分自身を信じられなくなる&秋以降のスケジュールがなくなり、
6月、気持ちを切り替えようと、それまで断っていた8月のカナダでのデモンストレーションの依頼を引き受け超特急で準備をして、
7月、厚木でチャリティーお菓子教室を開催して私が誰より楽しんで、
8月、7年ぶりのカナダで仲間の暖かさと自分の力不足をすごーく感じて、
9月、自分に負けてたまるかと新作の商品作りに精を出し、
10月、台湾のマーケット運営で今できることは仲間とやりきった、少しは役に立てたかもという実感を持って笑顔で終えられて、
11月、ダメ元で無謀なコンクールに挑戦して玉砕し(自分の中で助走をつけたかったのでこれはこれでOK)
12月、よっしゃまたここからやってやろうじゃんと。


なんてパフォーマンスの悪い一年!
5月から11月はとにかくしんどかったわけですが、
感情に飲み込まれていい事は一つもないし、誰かに気を遣わせていい事もない。
だから一番近くにいる渉にすら言わず、自分自身を立て直し終えた12月になってから打ち明けました。
もちろんお客さんや友人にバレないようにしつつも実際は心乱れまくった一年。 
今年はほんっと心を鍛えられたわー。


周りに閉店するお菓子屋さんパン屋さん、その他自営業の方がゴロゴロ出てきたこともボディブローのようにききました。
根拠のない漠然とした不安が押し寄せてきたね。
物とかお金とかじゃなくて、自分を信じる心を失うことが一番おそろしいと身をもって知りました。
自分自身を信じられなくなるだけで、こんなに人って落ちていくんだと思い知りました。

そこからどう回復の一歩を踏み出せたのか、
まず私は自分に負けたくないので状況を打開するきっかけを作ろうと意地でも動くわけですが、
そこで家族や仲間の存在とさりげないサポートがなかったら、今はありません。
日本の仲間やお客さん、地元の仲間とお客さん、台湾に一緒に行ってくれる仲間、そして広島の養蜂家FUKUBEEの姿勢にはほんと救われました。(FUKUBEEは一人の人間として本当に素晴らしい人。)

そして日本だけでなく、カナダと台湾の仲間とのやりとりも私が自信を取り戻す起爆剤となりました。
どちらの国でも私の周りは台湾華語を話す人が多いので台湾華語を習い始め、役立ったという実感はまだ薄いけど、今年は彼らとの心の距離がぐっと近付いた気がしています。
私は話せなくても臆せずいくタイプですが、相手を理解しようとする姿勢が自然と伝わったのかな。
面倒がらずに真摯に答えてくれる仲間に感謝です。


つまり私が自分の事すら信じられなくなった大きな要因も、
自分と周りを信じてまた前に進もうと思えるまでに回復した要因も、
仲間でした。

人間誰しも弱い部分はあるし、失敗もする。
ただそんな時に面と向かってごめんと謝れるか、謝罪を笑顔で受け止められるか否かが信頼関係を強固にするか崩れるかの分かれ目だと思う。
今現在、私はサイコーな仲間に恵まれていると思っていて、仲間にとって私もそういう存在であってみせると決めました。
たとえうまくいかない時があっても、逃げないぞ、逃げてたまるかと。


こんな感じで心身ともにバッキバキに鍛えられ、
蓄積した心身の疲労も回復して、狭まっていた視野が広がって、
「よっしゃ、次行こ。つぎつぎ!」
と闇から抜け出せたと思えたのは、ほぼ一年が終わった12月頭。
12月頭に何かきっかけがあったわけではないのですが、
「突破したな、もう大丈夫。」
と感じた瞬間がありました。

要は自分の中さえ整えば、周りの環境は関係ない。
なにかがうまくいかない時、周りの環境のせいにすることは不毛だと、ここでまた学びました。
私はまぁまぁピンチ多めな人生を送ってきた方だと思うのですが、
誰かに期待する前に、自分に期待を託してまずは自分がリスクを負って動こうと思っています。
全てはそこから。
「自分自身を動かす力」
は生きる力だと思うのです。


今となってはこの先の人生において、大きな糧となる経験をした一年でした。
(知り合いに5月の件の詳細を聞かれたので説明して「長い人生でこんな損失はちっぽけで、私の人生の大勢に影響ないから気にしない。」と言ったら「私ならそうは思えないし、怒ってしまう。なんて前向き!」と引かれましたとさ。たくましさ増し増し!)


2025年も戦争やら、物価高やら、不況やら、わたしたちを取り巻く環境は暗いだろうけど、
私は自分の心をテッカテカに磨いて、その光をあふれさせていくと決めています。
自分が社会に対して、目の前の人に対して、何をできるか、何の役割を担えるか、だけに集中。


つくりてと會田由衣の周りにいて下さる皆さんにありがとう。
そして2025年、みんなでいい年にしていきますよー!