ハンパがでたナッツサンドを食べたら美味しいではないか。
このクッキー生地はかなりお気に入りです。
自画自賛と言われてもかまいましぇん!
今日はお菓子とは別の話です。
人生、なるようになると思っています。
なるようにしかならない、とも思っています。
だから、トラブルは誰か(自分を含む)を責めたりしないで、全力で楽しんでしまった方がいい。
初めての取引先とやり取りしたり、初めての場所での出店もそうですが、
極端な例でいうと、海外。
日本とは違う進め方に戸惑ったり、きちっと時間通りに事前の打ち合わせ通りにことが進まない場面に出くわすことが多々あります。
私の人生ナンバーワンのトラブルは
「トロントでのデモンストレーション当日朝に材料や機材全てが届いていない事が発覚した」
私はスーパーに向かうスタッフの車の中でデモンストレーション内容を組み立て直し、食材を調達、最低限の機材をスタッフが用意してくれて乗り切りました。
ちなみに私、パジャマ用のTシャツのままインカムつけてデモンストレーションしたからね。
この経験のおかげで大抵のことは動じなくなりました。
こういう時
「自分の頭に描いた対処待遇を相手に期待する(押し付ける)」
のか
「トラブルを周りの人と協力して一緒に乗り越えていこうとする(相手を尊重する)」
のか。
その姿勢の差は大きく、後者の方が自分も相手も結果的に健やかに過ごせると思う。
私は年に一回、台湾で行われる台日マーケットの日本側取りまとめをしているのですが、
今回初めてイベント後にアンケートを取りました。
アンケートを取ろうと思えたのは、相棒なっちゃんと
「自分たちが今できるベストは尽くせた。」
という実感があったから。
そして参加者の皆さんにも台湾スタッフたちの暖かさを共有できたという確信があったので、それを台湾サイドにも伝えたいという気持ちがあったからです。
アンケートは聞き方によって相手を誘導できてしまうから、設問の文言や順序に気をつけて、できる限りフラットに作成しました。(台湾から帰る飛行機内で)
そして忌憚のない意見を聞きたかったので、無記名OKとしました。
たくさんの感想やご意見を拝見して、台湾スタッフたちに対する感謝や暖かいコメントにはこちらまで嬉しくなるし、
「確かにそれいいね」
「その配慮が足りなかったな」
と学ぶところも多々あります。
まだまだ至らないなと、ありがたきご意見。
ただ
「日本でのイベントに参加する時と同じ姿勢で、同じような待遇や利益を求める。」
には、少し疑問を感じるのも事実です。
例えば今回、設営時に雨が降って一旦撤収したりで、一部において初日に店番号が配置できていなかった区画がありました。
それ自体は完全なる運営側の落ち度、ごめんなさい案件。
そして会場が数エリアに分かれていてだだっ広いので、私たちスタッフの間でその情報を即時共有できなかったため、一部スタッフの判断で
「このエリアに配置してあるテーブルどれを使ってもいいよ」
と日本側出店者達に伝えられたそう。
台湾人だったら、
「りょーかい!その情報を周りにも共有するね。」
となるけど、日本人だと
「困るんだけど。。。」
と怒りをかうことになる。
私は日本人の端くれであり、台湾人と過ごしてきた時間も他の人よりは長いので、両者の言い分ややり方が理解できる。
そもそもイベントに出店者や運営として参加する時、運営も出店者も
「お客さんに楽しんでもらおう」
という同じ目標に向かっているという大前提があります。
その気持ちはお客さんにも伝わるし、結果的に各店舗の売り上げも上がる。
だとしたら、
「りょーかい!周りにも共有するね。」
「ごめんね、よろしく!」
が結果的に全ての人にとって健やかでいい結果に繋がるんじゃないかなと個人的には思っています。
こういう行き違いのベースには日本と台湾の考え方の違いがあって、日本は
「事前準備をしっかり、当日はその通りに進めていく」
台湾は
「事前準備はある程度にして、現場で柔軟に変えながら対応していこう」
と進めていきます。(カナダも私が関わっているものは台湾側と同じやり方)
このマーケットの運営では私と相棒なっちゃんが事前準備に深く入り込んでいるから、事前準備や情報提供は台湾のものより細かくできている自負はありますが、現場対応や予定変更はちょくちょく出てきます。
なぜなら開催場所は台湾で、現場スタッフのほとんどは台湾人だから。
私の場合、今でこそ台湾のマーケットにはたくさんの友人や知り合いが参加してくれていますが、
最初は単独参加。
何かやりたい時はまず一人でリスク負って行って、人を巻き込むのはその後。
単独でいる時にトラブルが起きた場合、
「困るんだけどー」
と不機嫌になったって意味がないし、周りの人たちに気を遣わせるだけだから、
「また一つたくましくなる機会がやってきたぞ!」
と変換して
「Okay!無問題!(問題ないよ)」
と返すと決めています。
心の中は揺れてても、表情が引き攣っても、
「Okay!無問題!」
一度騙されたと思って試して欲しい、なぜならそれを積み重ねると自信がつくから。
国内国外関係なく、
仕事かプライベートかも関係なく、
生きているといろんな人に出会って、いいこともあればいろんなトラブルも起きるし、そこに正解はないわけですが、数年経てばトラブルは
「あの時は最悪だったよねー」
「あの時はほんと終わったと思ったわ」
なんて笑い話に出来ることがほとんどだと思うし、そうできる自信が私にはなぜかある。
どんと構えて、目の前のことに真面目に取り組んで、面白がって生きていきたいですな。
だって、やるだけやったら、なるようにしかならないんだからさ!