【本当の姿がわかる】

写真はかぼちゃタルト。
義理の両親が作った厚木産かぼちゃを使ったら、
義理の両親もお客さんも喜んでくれてよかった!

今日は先日考えていたことについて。
「どん底の時にその人の本当の姿がわかる」
そんな言葉を聞いたことがあります。
人を責めるのか、人に施そうとするのか。
自分を守ることに注力するのか、自分と他人を同じレベルで大切にしようとするのか。
確かにそうだと思うと同時に
「調子がいい時にその人の本当の姿がわかる」
とも思います。
自分の主張だけするのか、自分が施してもらったものを周りに返していこうとするのか、
周りを蹴落として自分がのしあがろうとするのか、周りと手を取って成長していこうとするのか。

正解はないので、自分がどう生きたいかで選択すればいいのですが、
最終的には全て自分に返ってくると私は思っています。

なぜそんなことを書いているのかというと、
チャリティーお菓子教室の会場でのことがきっかけです。
1人の方に声をかけていただきました。
「去年、本当に辛い時にフードパントリーでつくりてさんのお菓子を頂いて、本当にありがとうございました。普段は子供優先なので『お母さんにぜひ』と下さって本当に元気いただきました。」
と。フードパントリーえんむすびの毛木さんがお菓子を受け取りに来ていただいたとき、
「これお母さんにってあげてもいいですか?」
と聞かれたので私は
「もちろん」
と答えました。
いつも子供優先と考えているお母さんを労わるという観点です。

その方はご丁寧にお礼をしてくださったのですが、
「私はやりたいからやってるだけだし、本当にお互い様だと思っているので。お菓子教室にも参加してくださってありがとうございます。」
とお答えしました。
フードパントリーに寄付したお菓子は300円弱の価値だけど、
そこにいろんな人の思いがプラスされて、
それを親子がしっかり受け取ってくれたから、プライスレスなものになれたんだと思いました。
ありがたい。

そしてその方は
「仕事を増やせてあの時からは少し状況が良くなっているので、今回のお菓子教室の参加費を少しでもお支払いしたいと思ったんですが。」
と。

なんてたくましい人なんだと思ったのと同時に、
この方はこの人間力を持っていたら、いろんな意味でどんどん豊かになっていく姿が目に浮かびました。

私は自営業で自己主張や発信をすることが多い立場にあります。
そんな自分を時々、いぶかしく思うことがあります。
お菓子を通して誰かを笑顔にする、元気にする、勇気を与える、疲れを吹き飛ばす。
そんな目的を忘れないように。
そしてサポートしてくれる周りの皆さんに
「ありがとう」
というだけでなく、きちんと行動で返していくことを忘れないようにと言い聞かせるのでした。

ほらやっぱり、チャリティーのお菓子教室は
「私が与えている」
わけではなく、
「私が与えられている」
でしょ?