【ミイラ取りがミイラになる】

かぼちゃクッキーの海。
これは時間と手間がかかるお菓子なので、1日の製造量は120セットが限界です。
1セットにかぼちゃクッキーが4個入りなので、
 480個+パッケージ
というわけですな。
(パッケージはお菓子作りと同じくらい時間がかかるのです)

この春、一人製造の限界を超えたその先に来ているヨレヨレ私を見た周りの人からは、人を雇う事を考える時だと言われました。
激しく同意、しかし今年はこのままで行こうと思っています。
季節変動の大きな業種だし、自分の中でいいビジョンが思い浮かんでいない時はステイがいいから。
いいご縁があって、ビジョンが浮かんだら、それはGOの時だなと。

正直言うと、人の人生を一端でも担うことはプレッシャーが大きいなと思っています。
また私は根っこで生涯プレイヤーでいたいという気持ちが強くて、
人を雇うことでそこから少し離れてしまうと、自分がおかしな方向へ向かってしまうんじゃないかと危惧しているところもあります。
私自身、弱いということはよくわかっているから。

先日ラジオで聞いたお話。
ノウハウを知らない主婦の方がアイデア商品の草案を中小企業に持ち込み、5年かけて改良を続け、商品化されたら売り上げが1億円という大ヒット商品を生んだそう。
主婦発明家となった彼女の取り分は300万円、売上の3%だったそう。
もちろん製造配送などのコストやリスク管理など製造側の負担は大きいけれど、アイデアあっての大ヒットなのに、3%って少ないと思う。

そして彼女は今、
「主婦発明家の教育とサポートをする会社を経営しています」
と。
そっち側に回るという選択をしたんだなぁと思いました。

もちろんそのサポートがプラスに働く場合もある。
ノウハウが全くない状態から始めるよりも近道になる場合もある。
しかしそれで会社を経営できる(利益をうむ)ということは、主婦発明家は製造側だけでなく、サポート側にも支払いが生じているということだよなぁと。
一応私もオトナなので、世の中の構造がそうなっている部分があると理解はしていますが、なんともまぁ、むずがゆい気持ちになるのも事実。
(主婦発明家、サポート会社、製造会社、そしてお客さんがみんな嬉しい仕組みになっているケースももちろんあると思います。)


私自身は、商品の一作り手の立場や思いを痛いほど味わった上で、自分の中で「搾取になりうる可能性があるな」と感じることはしたくないなと思うわけです。
「絶対ダメ!搾取。」
を掲げていこうと思います。
やりがい搾取もあかん。

でも人間、弱いもんだということも重々承知しております。
追い込まれた時には魔がさすってもんだ。
そこで行動に移すか、止まれるかは自分の理性や冷静さによるけど、
私自身も弱いということはよくわかっているので、
何かの拍子に、自分がおかしな方向へ向かっていかないか、しっかりと見張っていないと。


皆さん、もし私が
「主婦のためのお菓子屋開業のコンサル始めます」
とか言い出したら、全力で止めて下さいませね。
気合いと根性で突っ走っている人が皆さんにろくなノウハウをお伝えできないのは目に見えているのだ!

スポンサーリンク
スポンサーリンク