写真は我が家のすぐ近くにあるスーパーの入口で撮ったもの。
藤製の乳母車と推測されます。
常滑ではおばあさんがこの乳母車に荷物を載せて歩いている光景が一般的に見られます。
最初に見たときは
「なんじゃこりゃ!」
と驚きましたが、今となっては当たり前の光景になりました。
ちょっと前のめりに体重をかけながら、荷物を入れて歩くものらしい。
この地域ではなぜおばあさんが昭和レトロな乳母車をお買い物カートとして使っているのか、
気になって調べてみました。
すると、一番初めに乳母車というものが日本で認知されたのは、福沢諭吉が幕末にアメリカから持ち帰ったのがきっかけ。
そして車鍛冶や篭編み等の優れた技術者が集まっていた愛知県が、この新たな道具をいち早く導入したそうな。
だから愛知では昔から篭編みの乳母車を使うことが一般的で、
それをそのまま使い続けているおばあさんがいたるところにいるというわけ。
調べてスッキリ!!!
ちなみに今でも生産しているお店が2件ほどあるそうな。
おばあさんが20代の頃から半世紀使い続けても壊れない篭編みの乳母車ってすごいな。(ちなみにシルバー向けのものも販売しています)
電車に乗るときや、狭い道で使うときなど、不便だろう場所は多々ありますが、
ものすごい惹かれてしまうのは私だけでしょうか。
この感動を相棒に話したら、
「あなたこれ牽いてコストコいきそう。」
とな。
ちょうどグレープフルーツ3.6kgを自転車で買いに行った後だったせいもありますが、
確かにやりそう、私。
しかもセッカチだから、キックスクーターみたいにスピード出しちゃいそう。
久しぶりにぐーっとくる商品に出会いました。
お菓子屋で何か使い道がないかしら。
見つけたら速攻で注文しようと思います。