【適正価格について考える】

写真は私が東京の工房から愛知の自宅へ送った荷物。
どうせなら楽しく受け取りたいなと宛先を
「會田のりすけ」
にして送ったら、郵便局員さんが
「會田・・・のりすけさんでお間違えないですか?」
と少し戸惑っていました。
きっと頭の中に、サザエさんのノリスケさんが浮かんでいたんだろうな。
そして一応本人に確認してもらった様子が、1枚目の写真。

現在受付中の通販の中にも記載しましたが、
3月からゆうパックの送料が値上げになりました。
仕事で荷物を送る機会の多いお菓子屋としては痛手。
通販に関しても、こちらでその差額を全て負担するわけにもいかず、
お客さんにも負担が増えてしまうのは仕方ないけれど忍びない。。。
でも一方で、個人としては、適正価格に近づいたのかなと納得しています。

というのも、前から送料の安さを不思議に思っていたから。
私は仕事の資材以外でも、飲料水、猫の餌や砂、お醤油や洗剤などの日用品などネット通販でよく購入しています。
昔と違って実店舗よりも商品の値段が安く、重いものを玄関まで運んでくれるのが魅力です。
送料を負担しても、お店まで行く交通費と自分の時間を考えたらお得なのに、送料無料のお店も多く、その負担はどこに行っているんだろうと不思議に思っていました。

自分でお菓子を作り、値付けをして、販売している身として、適正価格っていうものはあると思うのです。
大きな企業と小さなお店を同じ目線で見るのは難しいけれど、
どの業態でも
「同業他社よりもっと安く」
のやり方では存続が難しく、それを追求する時代はもう過ぎさったよね。

お客さんのニーズに合わせた心地よく利用できるサービス(商品)の追求、それに見合った価格設定をすれば、
提供する側もされる側も長い目でハッピーな関係性を築けるはず。

数年前だったら、
「送料値上げだって。やだー。」
としか思わなかっただろうに。
良くも悪くも私の中で何かが変わってきているらしいと思った一件でしたとさ。