【錦玉羹】

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先月から
文房具カフェの夏デザートメニューを考えていました。
暑い季節に食べたくなるような、
旬の食材を使ったデザート。
詳しくは7月のデビューを待って書こうと思うのですが、
その案を模索して情報収集をしている時、
錦玉羹という和菓子を知り、
作りたいなと心の中にしたためていました。
そして6月のある日、
なんとなくレシピを作って、
錦玉羹つくるの巻。
主な材料は
水、お砂糖、寒天。
普通は羊羹やあんこを入れるようですが、
いちじく、カシューナッツ、レーズンを入れてみました。
結果、いちじくがかなりマッチ。
カシューナッツも主張しすぎず、
コリコリとした歯ごたえがアクセントになっていて、
美味なりし。
ドライフルーツの甘さがあるから、
次回はもう少しお砂糖を減らしてみようっと。
話は全然変わって、
これを作った日の事。
好きなアーティストの新曲がリリースされる日だったので、
「打ち合わせが終わったら聞こう」
とかなり楽しみにしていました。
そして文房具カフェでの打ち合わせを終えて、
新曲を聞きながら歩いていたら、
さっきまで一緒だった文房具カフェ一団の1人がすぐ近くで
「おーい」
と手を振っていました。
「すごい真顔!」
「挨拶しろよー」
と笑われ、
「音楽に夢中だったの!」
と主張する私。
頭が働いていない日だったのもあるけど、
どんだけ音楽に夢中だったんだろか。
それから渋谷駅まで歩いて行き、
駅前で派手なTシャツの人に目を奪われ、よくよく見たら、
会社員時代の先輩ではないか!
手を振って近づいて行くと
「よくわかったな。」
とさ。
会社員時代の私は
仕事にやりがいが見出せなくて、
周りにもいい対応ができていなかったのですが、
「忙しそうだけど元気してるか?たまには遊びに来いよ。」
と言ってくれる先輩の優しさと、
今は文房具カフェの仕事仲間と腹を割って話せる間柄であることのありがたさと、
いろんな感謝の気持ちが押し寄せた1日でした。
その借りは
これからの私の行動で返していくぞと。