【鬼子母神手創り市】

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お天気が危ぶまれた4月の鬼子母神手創り市。
でもなぜか私は
「曇天で開催」
を信じて止まず、
せっせとたくさん仕込みました。
写真は
よく作っている「和栗のジンジャーケーキ」
この日は栗のペーストも練り込んで
ふんわりタイプに仕上げました。
この日の目標は
「売り切れずに15時までいること」
春や秋は来場者数が多く、
お昼過ぎには完売御礼になりがち。
でも私にとっては楽しい時間だし、
「もうないんですね…」
ってお客さんの声が辛いから。
当日は冬に戻ったかのような寒さでしたが、
「季節感のない格好は嫌だ」
という変なこだわりのもと、
春っぽい黄緑色のジャケットで出陣。
私のいでたちを含めて『つくりて』だからね。
でもマヌケな顔は変えようがないので、ご容赦ください。
案の定、寒さに耐える1日でしたが、
小学校から高校まで一緒だった友人が来てくれたし、
ヴァンテアンさんのバケットとたがやさんのてんとう虫を手に入れて、
我は大満足なりし!
この日は滋賀から来られたお客さんに、
「いつもブログ見ています」
と言われて、
こっぱずかしい気持ちになったのでした。
この一言は何度言われても慣れないなぁ。
お天気のせいか、
GW前の買い控えか、
早く売り切れるお店もなく、
いつもとは様子が違うね、
なんて仲間と話しつつの1日。
でも帰って計算すると、
いつも通りの量を販売していたと発覚。
要はテンションが上がって作り過ぎていたアホな私でした。
この日、
「全部卵と乳製品不使用なんですか?!嬉しい!」
と仰ってくださるお客さんが5組ほどいらっしゃいました。
それぞれご自身、お子さん、お孫さんがアレルギーだから洋菓子を食べられないとの事。
こういう事情を抱えた方の喜ぶ顔を見るといつも、
「お菓子作っててよかった!」
と心底感じます。
きれいごとに聞こえるかもしれないけど、
私のモチベーションを高めてくれるのは、
間違いなくお客さんの笑顔。
自分が作ったもので誰かが一瞬でも笑顔になってくれるなんて、
これ以上の事はありません。
でもアレルギー対応お菓子の枠に捕われすぎると、
考える範囲が狭まってしまうので、
まずは自分の感覚に従って、
結果的に
「これなら誰でも食べられるよね」
ってお菓子を作っていけたらなと。
手作り市は
出店者仲間や常連さんと会えて、
嬉しい言葉をたっくさんかけてもらって、
好きなものを買えて、
最高な場所。
普段、食材以外にほとんどお金を使わない私が
唯一お買い物できる場所です。
たくさん笑ったし、
明日からまた頑張るぞーっと。