【職人の珈琲】

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今日は
一緒にクリスマスギフトを作る事になったFrestaplusについて。
私が初めて鬼子母神手作り市に出た時に、
隣にいたのがフレスタの兄さんでした。
私が言うのもなんですが、
「なんかキャラクターの濃い人だなぁ」
というのが初対面の印象。
それから月に1、2回顔を合わせるようになり、
いつも珈琲を頂き、
私はお菓子を渡す様な日々。
正直なところ、最初の頃は
「飲みやすい珈琲だなぁ」
と思っていました。
ただね、いつからか
「この人の焙煎する珈琲、力溢れてるぞ」
と思うようになりました。
ガツンと苦いとか、そういう強さじゃなくて、
飲みやすさの中にぐっとくる物があるんだよなぁ。
苦さの中に甘みが感じられたり、
マイルドな中に力強さが感じられたり、
一筋縄ではいかない珈琲。
一度、茨城の彼のお店に突撃した事があるのですが、
焙煎する彼の姿を見て、
フレスタの珈琲がなぜ美味しいのかが、
わかった気がしました。
彼には「職人」という言葉がぴったり。
それと同時に、
フレスタの兄さんも最初は私の作るお菓子を
「なんて事ないな」
と思っていたのが、
いつからか
「美味しい」
と思ってくれるようになったらしい。
それを聞いた時はびっくりしたけど、
とても嬉しかったなぁ。
このクリスマスギフトを考え始めたのは、夏でした。
本当のところをいうと、
ある方がフレスタさんと私に声をかけてくれて、
夏ギフトを作ろうという企画があったのですが、
その時は頓挫したのでした。
理由は
物作りに対する思いが共有できなかったから。
人それぞれ考え方は違って、
意見を出し合って1つの方向に寄せていくのは当然なんだけど、
それでも譲れない思いはそれぞれあって・・・
頓挫して、ものすごくガッカリしていた私に、
「冬に2人でやればいいじゃん」
と言ってくれたのが始まりでした。
夏に声をかけてくれた方に、感謝だね。
それから同じ手作り市に出店する機会も少なくなり、
話し合いも十分にできたとは言えないけど、
今できるベストは尽くしました!
クリスマスブレンドは
果実味の爽やかさの中に、
豆本来の甘みと完熟したコクが感じられるブレンド。
デカフェブレンドは
甘みと酸味のバランスがいいマイルドな口当たりのブレンド。
見た目がチャラっとした兄さんと
へんちくりんな格好の私ですが、
物作りに関しては真剣です。
「儲けとかじゃなくて、いいもん作ろうぜー」
という世間知らずの2人が作るギフト、
作った本人達が一番楽しんでいるような気がします。