甘夏柑

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ある朝、大家さんに会うと甘夏柑のなる木を指差しながら
「いくついる?」
と。
私の住むマンションの敷地に大家さんのお家もあり、よく世間話をします。
そして甘夏柑をもいでくれ、
「いつでもどうぞ」
と。
甘夏柑は夏頃まで実がなり続けるそうだが、
酸っぱいからと大家さんのご家族はみな食べないらしい。
「いつも俺ひとりで食べてるんだよ。」
と。
売られている柑橘類とは違って、
甘すぎなくて自然な味です。
ちなみに大家さんは60代前半で釣りが大好き。
「昨日はイカ釣ってきたんだけど固くて食べれなかったよ。
 この前は鮎の解禁日に行ってきた。
 混むのはわかってるんだけどね。」
という彼に
「イベントですもんね。」
というと
「そう!」
と笑顔いっぱい。
本当に釣りが好きなんだなぁ。