【人間、弱いものだと理解する】

大量のあんこスコーン。
リピーターさんが多いお菓子です。
小豆のあんこもいいけれど、違うお豆のあんこでも出したいなと思っています。
実現した日はどうぞよろしく。

今日はふと目に止まったニュースについて考えたことについて。
大学入試の不正行為のニュース。
例えば不正がバレずに合格できたとして、どんなハッピーな日々を送れると思ったんだろうか?

いいとこ取りってできないよねと、つくづく感じています。
その時の目先の目的はクリアできたとしても、その後ハッピーに暮らせるわけなんてない。
私は無宗教ですが、法律違反ほどのことでなくても、ズルしたらその分の報いは必ずあると思っています。
自己犠牲の精神を持て、なんて言ってるわけではなくて、自分だけいい思いしようとか、人より上に立とうとか、そんな思いからの行動は周りにとっても、本人にとっても害でしかない。

例えば誰かをいじめたとする。
いじめられた人はもちろん、卑しい気持ちや自責の念は必ず本人の中に残るからどちらも害となる。


あとは「バレなきゃいいや」精神も、後で自分に跳ね返ってくる。
靴下に穴が空いてるのに気付きつつ面倒でそのまま出かけた時に入ったお店が靴を脱ぐスタイルで困った事、あるでしょ?
かなりどうでもいい例をだしてみました。
でも真面目な話、私はお店で何か新たな事をしたい時は保健所にすぐに聞きます。
「菓子製造業許可でこれできますか?」
「イベント出店の場合、これを販売することはできますか?」
わざわざ確認してだめって言われたら人間諦めがつくので、ズルしようという人間の弱さはサーっと一掃してもらった方が気持ちが健やかです。

あとは私の場合は、
「イベントに出店するので、お店はお休みにします」
が、まさにそれ。
「お店よりイベントの方がお客さん多そうだから儲かりそう」
なんて魂胆でお店を休むなんざ、いかんいかん。
つくりてと私にとって1番大切なのは、常日頃からご利用して下さっているお客さんなので、そこを疎かにする事はNG。
もちろんイベントや催事でのお客さんも大切だしありがたいけれど、優先すべきは住宅街にひっそり佇むお菓子屋に通ってくれているお客さんたち。
” 新たなチャレンジをするため “などの理由なら、店舗のお客さんへ還元できるのでOKだと思うけれど、とにかく自分の目先の利益を追ってないだろうかと、私は自分を見張っています。
人間弱いから、誘惑に負けそうになる自分がいるのも知ってるから。

だから私はデパートに出る時も、地方催事に参加する時も、厚木や東京のイベントに出る時も、
「お店の在庫は絶対に切らさないし、休まない。」
と覚悟を決めて出店を決めます。
多くのことは計画と準備がものを言うけど、最後は覚悟!
渉や母、友人達のおかげで成り立つのは言うまでもない事実です。
ありがとう。
(もちろん人それぞれいろんな都合があるし、これは私個人の考え方なのであしからず。)

自分を過信せず、人間は弱いものなのだと理解して、真面目に目の前のことに真摯に取り組む。
ズルできそうだなと気づいたら、その芽をサッサと摘む。
これからの中年期、健やかに過ごすために必要なことなんじゃないかと思っています。