【志は伝わってしまう】

写真は七味ナッツ。
アーモンドとピーナッツをキャラメリゼしてから七味唐辛子をまぶしたお菓子。
お酒にも、コーヒーにも、ほうじ茶にもあいます。

今日は最近私が感じたことについて。
おそらく私は
「お菓子屋を、お店をやりたくて、夢を形にしている人」
に見えているんだろうなと思う場面が多々あります。

お店をやっていると、普段の生活の中では知り合えない人と話す機会が多くあり、その会話の中でそんなことを感じています。
というのもお客さんと話していると
「○○やりたいんですよねぇ」
「今の仕事はもう嫌だから、」
「お店を持ちたいんですよねぇ」
という言葉を耳にする場面が多々あるから。
見ず知らずの私にそんな話をしてくれるってことは、そういうことなんだろうなと。

そしてその後に
「でも家族が‥」
「でも収入が‥」
という、本人にとって出来ない理由が溢れてくる。
もし私が意見を求められた場合、本音で答えるなら、
「本当にやりたいと思ってたら、他人の私に話す前に動いてるはずだよ」

本当にそうしたいのだったら、
苦難も苦難と感じないし、
障害だって乗り越えられるし、
やりたくてワクワクするから人に話してる時間ももったいないし、
その本気さを見た周囲の人も理解してくれる様になる。

つまり、誰かに話してるうちは覚悟が決まってないというか本気度がまだ熟してしないという事なので、
一旦立ち止まるのが正解だと思います。

少し形は違うけれど、クラウドファンディングで成功するか否かの分かれ道はここかなと。
「こういうサービスを展開したい!」
「こういう商品を作りたい!」
そんな思いに賛同した人が支援するクラファン。

その商品やサービスが社会貢献に繋がるか、
みんなの痒いところに手が届くものであるか、など判断基準はいろいろありますが、
やはり主催者の本気度は大きいと思うのです。

本当にそれをやりたいなら、クラファンでお金を募る前に、できる範囲でやれる形で何かしらのアクションを起こしちゃうのが人間ってもんだ。

背中で語るとは、これぞ。

それはその人に勇気があるかないか、度胸や自信があるかないかは関係なくて、
「気付いたらこんなんなってた。」
「流れに身を任せたら、こんなんなってた。」
って事なんだと思う。
進学、結婚、転職、起業などなど、思い当たる節がある人も多いのでは?

だから
「これ、お金集めなくてもまずは始められるよね?」
みたいな案件は説得力に欠くから、支援者が集まりにくい。

つまるところ、志って自然と伝わるなと思うのです。
テクニックで人の心を一瞬掴むことができても、その効果は長くは続かない。
広告を打ったとしても、そのサービスや商品が良いものでなければ、
よくてもブームとして過ぎ去っていく。

人間力を磨かねばと思いを強くする今日この頃です。