【個人事業主と法人】

ニクオ氏に見守られながら、事務作業。
そろそろ確定申告が気になり出していますが、クリスマスが終わったらガッとサッと終わらそう。

今日は個人事業主と法人について。
私は個人事業主です。
お店を構える頃、法人化を考えましたが見送りました。

「何が違うの?」
という人も多いと思います。
一般的には法人化すると
・年収が一定程度を越えると法人の方が税金が安くなる
・経費の範囲が増える
・厚生年金に入れる
などなどあります。

一方で
・やることが増える(経理系)
・法人税がかかる
などデメリットもあります。
詳しく知りたい方は調べたらたくさん出てくるので、そちらをご覧下さい。

で、私はなぜ法人化を検討したのかというと
社会的信用が必要だと思ったから
悲しいかな、個人事業主って社会的な信用がありません。
芸能人がローンを組めないという話はあながちウソではないのね。
そりゃ自称自営業もいるわけで当然なのですが、
私は自分の活動の範囲を広げていくために、企業とのやりとりもしていきたいと考えた時、
法人化は必須なのではと思っていました。
わかりやすく
「本気でやってまっせ。お小遣い稼ぎじゃありませんぜ」
という事が伝わりやすいかなと。

しかし今、個人事業主でも企業さんと取引ができるようになりました。
食分野に関しては法人の方が圧倒的に多いので、契約時に別途書類が必要なこともありますが、いまのところ大きな問題はなし。
10年前だったら、こうはいかなかったのかもしれません。
そしてコロナがあったから、こんな小さなお菓子屋にもチャンスが転がってきた事は間違いありません。
コロナ万歳だなんて決して思いませんが、TSUCURITEにとって追い風が吹いたことは事実。

というわけで、同じような事を考えてるお菓子屋さんがいたらご参照下さい。

そのため法人化を検討するべき時は売り上げが一定程度を越えたら、もしくは社員さんを雇うタイミングです。
1人製造ではどんだけがむしゃらに製造したとしても、その売上ラインをちょい越えるところが限界値ということが明確になった2021年。
季節変動の多い焼菓子屋で社員を雇って製造数を増やして安定的に売上を作る方向にいくのか。
少し趣向を変えて、違う方向にいくのか。
さぁ、私よ、どう舵を取るんだい?
どこを目指すんだい?
ということを考え始めるところにきています。

ちなみに私には社長になりたいとか、お金持ちになりたいみたいな野望は皆無です。
そもそも物欲がないし、楽しく仕事ができて、家族が健やかに暮らせる程度のお金があれば十二分。
仲間がいたらいいなとはつくづく思うけれど、その人の人生を背負う覚悟はついていない。
良くも悪くも野心がない。
なので法人化はすることはないだろうと思っていましたが、
ふと面白いアイデアが湧いて調べてみたら、
法人化したらその実現に近付くんだということに気づくの巻。

無謀でいい案だなぁ、
常識的ではないけど世界が広がるなぁ、
仲間と笑い合っている図が目の前に浮かんだから、これは正解だなぁ。

というわけで、方向性は定まりました。
あたしゃいくぞ、やるぞ。
情報は集めたので虎視眈々と動き出すその時を待ちます。