【自分をオープンにする】

今日は少し前のお話。
先月、台湾の友人を東京の実家に1週間ほど泊めてもらいました。
その友人たちが帰国するときにいただいたお手紙の表面が写真のもの。
裏までびっしりとメッセージが書かれています。

台湾の友人と言っても知り合ったのはカナダ。
私が2週間ほどお世話になった台湾人のWendyが双子のSandyと一緒に東京へ遊びに来たというわけです。

来日の予定がギリギリで1週間ずれて、一緒に過ごせる時間が少なくなってしまったのですが、
一緒に高尾山に登ったり、話をしたり、電車に乗ったり、神社へ行ったり、楽しい時間を過ごすことができました。

日本人的には” ギリギリで予定が1週間ずれること “なんてありえない事だろうと思います。
数年前の私はそう思っていたはずですが、台湾やカナダで友人たちと時間を共にした今は、
「そんなきっちりしているのは日本人だけなのかも。」
と思います。
どちらがいいというものではなくて、
” しっかり予定を組んで、抜かりなく進めていく日本人 ”
” 状況に合わせて、その時のベストを尽くす台湾人(カナダ人) ”
というタイプの違いがあるというだけ。

例えば今回のように誰かを家に泊めてホストになる場合、
日本人的には
「あれもこれも全部しっかり準備をして、無礼がないようにお迎えしないと!」
と考えて負担が大きくなってしまう場合も多いでしょう。
ただ、それで嫌になってしまったら元も子もないわけで、
「お掃除も十分ではないけど、何か足りないものやわからないことががあれば言ってね。」
というスタンスでいられたら、迎える側も楽しく過ごせるだろうと思います。

何より大切なのは
「私はあなたを歓迎しています!」
と伝えること。
共通言語がなくても十分に伝えられることだと思います。
英語が話せなくても、笑顔で近づいていけばいい。
肩の力を抜いて、自分をオープンにすればよし!
私は昨年カナダで迎えてもらう立場になって、そんなことを心底感じました。

そしてこれはホスト云々だけでなく、信頼関係を築くための基本的な方法。
私の英語力は” しゃべれる ”  というレベルには依然として達していませんが、
これさえあれば仲良くなれるという自信があります。

少し話が脱線しましたが、
文化の違う彼女たちとの話はとても面白くて、お互いに驚くことがたくさんあります。
教育について、家族について、将来について、
「えー、本当に?!」
を連呼しながら盛り上がるったらありゃしない。
台湾は日本よりも家族の繋がりが強く、日本人からしたら、
「なんで個人の自由にできないの?」
と思うところもありますが、
今の日本では薄れてしまった家族や親戚間の支え合いなども残っています。

そんな彼女たちと別れる時、
「Yui、台湾かバンクーバーで近いうちに会おうね。」
「うん、そうだね。」
という会話をしました。
私ったら数年前の自分からは想像できないところに来たもんだと驚きつつ、
自分の道を歩いているんだと実感しています。