写真はかぼちゃクッキー。
蒸したかぼちゃをペースト状にしてたっぷり練りこんだお菓子。
5月の通販にも入っているお菓子です。
（通販の受付は今日までです。）
100回以上焼いているこのお菓子ですが、
かぼちゃによって仕上がりがだいぶ変わってきます。
同じ品種を使っても水分量や色味、そして甘さの個体差が大きく、毎度味が少しづつ違う仕上がり。
ちなみにこちらも個体差が大きい食材。
お豆です。
写真は北海道産の大豆。
同じ炊き方をしても硬さが一定にならないので、あんこを作る時に調整が必要になります。
どんなものでも個体差があるのは当然だし、それが個性。
一定の状態を作れるように尽力することも大切ですが、
それを受け入れて楽しめる器の大きさを持てるようになることも同じくらい大切だと思っています。
「こんなに水っぽかったら、あんこを作るのが大変じゃん！」
と気が立ってしまうこともありますが、
多様性を受け入れて、そこに自分の感情は入れず、事実のみを受け止めるべきだなと。
かぼちゃを蒸したり、お豆を焚きながら、そんなことを考えています。