【カナダその26 バンクーバーでワンブレイク】

カナダ旅の続き。
バンクーバーではスタッフの家で4人暮らしをしていたのですが、
私以外の3人は毎日8:30〜22:00頃まではオフィスでお仕事。
休日は週に1日あればいい方で、本当に忙しく過ごしていました。
私はというと、

早朝 :パソコン仕事と試作
午前中:彼女たちを見送り、家事とジョギング後、farmer’s market or 公園などにお出かけ
お昼 :家に帰って自炊
午後   :パソコン仕事と試作、自炊(翌日の彼女たちの朝ご飯も一緒に)
夜    :パソコン仕事をしながら彼女たちの帰宅を待つ

基本はこんな過ごし方でした。
これが意外にヘビーで、気付いたらベッドで寝てしまっていたことも何回か。
仕事は仕事できちんとやりたいし、
バンクーバーでいろんなものを見たり経験したいし、
スタッフの彼女たちとも仲良くなりたい。
ついつい欲張ってしまいました。

そんな中、家で一人で試作やパソコン作業をしていると息がつまることもありました。
そんな時には、カナダ人ぽいワンブレイク。
1枚目の写真がワンブレイク1件目のお店、カナダの国民食Tim Hortons
24時間営業の店舗もあり、フリーWifiも完備だし、日本でいうところのマクドナルドみたいな存在らしい。
ショーケースはこんな感じ。

古典的なドーナッツやベーグルが25種類以上並んでいます。
値段は1コ100円くらいからと低価格。

定番はドーナッツですが、街中でよく見かけて気になっていたのがこれ。

コーヒー風フラペチーノ。
この時は夏のキャンペーン中で100円ほどでした。
サイズはスタバのTallサイズくらいで、味は
” コーヒー風のあまーーーーいシャリシャリした飲み物 ”
という感じ。
スタバみたいなコーヒー感はなく、とにかく甘い!
でも
「甘すぎ!!!」
ということだけが頭を駆け巡った結果、頭がクリアになった気がしたのは気のせいだろうか。
しかも甘すぎると思いつつ飲み終えたはずなのに、2週間後には少し惜しくなっている自分がいました。
慣れって怖い。。。

ちなみにこのお店でホットのコーヒーを頼むとき、
「お砂糖なしで」
と言わないと甘いコーヒーが出てくるのでご注意を!

そして、私お気に入りのワンブレイク場所がこちら。

シャワルマ屋さん。
ピタパンの上にチキン、牛肉、フムス(ひよこ豆のペースト)、お野菜などを載せて、ぐるっと巻いたアラブ系のファストフード。
シャワルマ、ケバブ、ラップサンド、これらはほぼ同義語です。

店内で注文してから、アラブ系の女性が作ってくれます。

レジ横にバクラバ。
トルコで食べた甘〜いアイツの誘惑に負けないように出来上がりを待ちます。
「チリ入れていい?」
「玉ねぎはどうする?」
などとサブウェイみたいな質問に答えて出来上がったのがこちら。

本当はファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)入りが食べたかったけれど、
「解凍するまでに1時間くらいかかるから、チキンにしない?値段はそのままでいいから。」
とのことでチキンのシャワルマ、700円弱でした。

バンクーバーの人は歩きながら何かを食べている人が多いので、
私もバンクーバーっ子風に帰宅しながらむしゃむしゃ。
がしかし、落ち着かずに結局家まで持ち帰って食べましたとさ。

こんな感じで家の近くのお店にふらりと行って、店員さんと話し、店内のお客さんとも話し、帰ってくるとやる気が復活していました。

そしてこちらも私のワンブレイクに欠かせないもの。

ジョギング。
いつも海沿いを走って、頭の中を空っぽにしていました。
上の写真の奥に映るジョガーみたいに、タンクトップに短パンが基本なので、私みたいに全身布で覆っているジョガーはレアタイプです。

この道の途中ではお花や実がなっていたり、

この時期は紫陽花も沢山咲いていました。

走っていると声をかけてくる人も多くて、英語の勉強にもなるから一石二鳥。
工事現場にいたタトゥー入りの逆三角形体型のお兄ちゃんが両手を大きく振りながら
「Good morning!」
と満面の笑みで挨拶してきたり(行きと帰りの合計2回)、
お掃除のおじいさんが
「Have a good day!」
と穏やかな顔で話しかけてきたり、
背伸びしない、等身大の、心地よさをしみじみと感じながらのジョギングは私にとって大切な時間でした。

私の場合、行き詰まった時や心が弱っている時は
見ず知らずの人と何気ない話をすることが、自分を元に戻す一番効果的な方法なのかもしれません。

もともと挨拶は大好き、むしろしないと気持ち悪いくらいのタチですが、それに気付いてからはさらに知らない人に挨拶をする機会が増えました。
常滑では毎朝ジョギングの途中で3〜4回は
「おはようございます」
と挨拶をして走り、
東京では迷っている外国人に話しかけたり。

そして副産物として、私のコミュニケーション能力が向上することを心の底から祈る今日この頃です。