【カナダその24 自然体で等身大の暮らし方】

カナダ旅の続き。
行く前は” 東京と同じような大都市 ”だと思っていたバンクーバー。
実際に行ってみると、大都市ではあるものの東京よりのんびりとしていて、
個人的には程よい都会という印象を受けました。
その印象ってどこからくるんだろうと写真を見返してみたら、その理由が少し見えてきました。

例えば1枚目の写真は公園で撮ったもの。
カナダグースは駅前や道端など、いたるところで見られる鳥です。
道を堂々と集団で横断していたり、かなりマイペースで人間を恐れてはいない様子。

マイペースといえば、人間もマイペース。
例えばこちら。

十字路の中央にスペースが設けられていて、これを避けて通らなくてはいけません。
東京だったらイラつく人が多数いそうですが、そんな様子を見ることもありませんでした。

そして電信柱ですら、見てるこちらがのほほんとした気持ちになる仕様。

木の柱。
東京でも私が子供の頃には見かけたことがありましたが、今はさすがになさそう。
ちょっと苔が生えていたりして、思わず立ち止まってしげしげと眺めてしまいました。

そして歩道にあるこちら。

横断歩道を渡りたい時はこの中央部分に手をかざすとセンサーが感知して信号が変わる仕組みになっています。
このシステムはある場合とない場合があるのがちょっと厄介。
柱を見てセンサーがないなと思って待っていたら、いつまでも信号が変わらない、なんてこともあります。

そしてバンクーバーで見かけた、私の好きな風景がこちら。

自転車人口がとても多いバンクーバー。
老若男女問わず、遊びも仕事も自転車移動が多いらしい。
ちなみにこちらではヘルメット着用が基本です。
おじいさん好きとしては、
短パンはいて、ヘルメットをかぶって、マウンテンバイクに乗っているおじいさんの癒し力はハンパない!

そしてダウンタウンのオフィス街で見かけた光景がこちら。

何かを小脇に抱えた美女を発見。
気になって近づいてみると、その正体は炊飯器でした。
思わず、ニヤついて写真を撮ってしまいました。

海外へ行って、よく日本との違いを感じるのは
” 物をむき出しで持つ人が多い ”ということ。
家から持ってきたお弁当のタッパーを水平に持って歩いていたり、
お店で買ったサンドイッチをそのまま鷲掴みにして歩いていたり、
ピザの箱をそのまま水平に持ってバスに乗っていたり、
スーパーで買ったお野菜を小脇に抱えて電車に乗っていたり。
日本人は、なんだかちょっと気恥ずかしくて袋に入れて持ち歩くだろう。
良くも悪くも、日本人は周りを気にする傾向にあるらしい。
私は人目を気にしない方ですが、それでも炊飯器は躊躇われるわ!

ここまで写真を見返してわかったのは、
「自然体だから居心地がいいんだ」
ということです。
もちろんメイクばっちり&着飾ってスポーツカーに乗っているような人たちもたくさんいるけど、多くの人はこんな感じ。

楽そうな伸びる生地のお洋服にペタンコの靴。
特に女性のスパッツ率の高さは目をみはるものがありました。
日本だとスポーツ用orインナーとして着るスパッツですが、
バンクーバーでは普段着として広く普及しています。
そして写真からはわからないけれど、多くの女性はナチュラルメイク。
日焼けを気にしている様子もなく、日傘をさしている人なんて皆無だからね。

等身大で自然体のカナディアン。
私が居心地の良さを感じた理由の一つがわかりました。
というわけで、私も”郷に入りては郷に従え”を実践。

スパッツむき出しで走ってみるの巻でしたとさ。