【カナダその9 ポートランドへ旅に出る】

カナダ5日目、この日は早朝に家を出てバス停へ。
何番バスに乗るかだけわかっていれば、バス停に路線番号が明記してあるので乗るのは楽ちんです。

早朝のバスゆえ、車内はガラガラ。

バンクーバーの市街地は道が格子状になっているところが多く、「1番通り」「2番通り」などと順に名前が降ってあるところも多いのでとてもわかりやすい。
バスの停が近くなると電光掲示板と音声でしっかりとバス停名を教えてくれるので、ぼーっとしない限りは乗り越すこともなさそうです。

そして降りたい時には、上の写真で窓に沿って張られている黄色いロープを引っ張るのが合図になります。

そんなこんなでバスと電車を乗り継ぎバンクーバー国際空港に到着。
空港は混んでいて、職員さんもちょっとピリピリモード。
ものすごい早口で
「自動チェックイン機は1グループ1台で使ってください!」
と叫んでいたのが印象的でした。

そして無事に搭乗。

あまりメジャーな路線ではないらしく、小型機でした。
そして1時間ちょっとでポートランドに到着し、友人と合流し、今回の宿へ。

ACE HOTEL。
” cultural engineer ”を名乗るオーナーが90年前に建てられたホテルをリノベーションしたホテルです。
オーナーは
「いやらしいブランディングでなく、誰もが心地よいと感じる程度で既存のモノに価値を与える。」
という考え方だそうで、
内装、建築、アートに興味のある人なら知っている人も多いはず。

上の写真はロビーの様子。
コーヒー片手にぼーっとしていたり、パソコンを開いていたり、話していたり、終始誰かしら寛いでいる人がいました。

私はベッドルームの片隅にあるレトロ洗面台の前で記念撮影。
家具や建具は各室違うデザインだそう。
そして廊下はこんな感じ。

壁や床など、ぱっと見の印象はモダンですが、ドアノブや建てつけの家具などはレトロ。
そのマッチングが魅力の一つなんだろうな。

「使いやすさ」ではなく、「五感を刺激する」ホテルだと思いました。
レトロな家具、手作り感のある建具、重厚でモダンな躯体、ポップな絵など、いろんなものがミックスされた空間に身を置いて、
何か想像力を掻き立てられるような感覚になりました。

そしてこの日の晩御飯はこちら。

クラフトビール祭です。
ポートランドはクラフトビールが有名な町で、醸造所は70ヶ所もあるそうな。
どのお店にしようか悩むところですが、私たちは地元民でごった返していたDeschutes Breweryに入ってみました。

クラフトビールを飲み比べてみると、全然味が違う!
全体的に重厚なものが多かったけれど、味の違いがしっかりと感じられました。
ハンバーガーはお肉の味がしっかりとして美味だし、疲れた体にビールが染み渡り、ほろ酔いで幸せです。

久しぶりの友人との会話と、美味しいご飯と、居心地のいい空間。
数日間のアメリカ旅は出だし好調です。