【中央林間手づくりマルシェ】

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この日は中央林間手作りマルシェへ。
行商仲間から
「あそこはスッゴい人出だよ」
と散々言われたので、
いつもの2.5倍のお菓子を作って、相棒に車で送ってもらいました。
写真はお手伝いをお願いした
さよちゃんの後ろ姿。
ベーグル屋勤務時代の友人です。
天気予報では1日曇天。
お菓子屋としては最高の天気です。
うわさ通り9時30分くらいから人が続々と集まってきて、
午前中はバタバタ。
しかし午後になると快晴&夏の陽気になり、
人はいても素通り・・・
私もさよちゃんも炎天下でぐったり。
結果としては、
いつもよりはたくさん売れたけど、
あれだけの人出でこの結果は『成功』とは言えません。
たくさん売れたら『成功』とは限らないけど、
作ったお菓子が残るのは悲しいから。
「初参戦の場所だし、こんな日もあるさぁ」
と言う私と
「なんでぇ」
と不服そうなさよちゃん。
年上ながら可愛いわぁ、さよちゃん。
でも
「ブログみてます」
と来て下さった方や
常連さんのお友達や
「卵アレルギーだけど、これなら食べられるね」
なんて親子にもお会いできて、
参加した甲斐大ありだね。
皆さま、ありがとうございました!
お菓子がたくさん残り、
迎えにきてもらった帰りの車内では
相棒ともろもろ話しながら帰宅。
「あなたのお菓子はまだ極められてないし、
 あの人気のクッキーもそこまでかわいいとは思わない。
 『つくりて』と言ったらコレって代表作を作らないと。」
とこんな感じ。
彼のアドバイスはやはりデザイナー視点で
クッキーの質感がこうだといいとか、
この形はリアルと抽象的の間で中途半端だとか。
ビシビシと言われる『その通り』な事のオンパレードを聞いて、
「よし、じゃあ次はこういう考え方で試作しよ」
となるわけ。
味や食感の好みも相棒の方が日本人全体のそれに近いから、
参考になるしね。
あと今回、
あらためて自覚した事。
私は駅前系の手作り市は結果がふるわないな、と。
人だかりになっているお店を見ると、
分かりやすい物が売れている傾向がある様子。
例えば
シュークリーム、クリームパン、シフォンケーキ、動物型のアイシングクッキー。
私のお菓子は
「たけのことバルサミコのチョコケーキ」
みたいに複雑で、
パッとわからない物が多いのが弱点。
だから
『ここでしか買えない手作りの一品を目指してくる人』が多い手作り市では通用しても、
そうではない駅前系手作り市では通用しない。
かといって、
自分のお菓子をそのラインに寄せるつもりはサラサラない。
個性を捨てて利益をあげようなんて、
私がお菓子屋を始めた意味がないもん。
自分の道を追求したら、
結果はついてくるはずなのだ!
私らしい何かを見つけて、
半年~1年後に駅前系手作り市でリベンジを果たします!
意固地な私のかわいくない野望です。