【手作り市あるある】

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写真は試作中の雑穀バー。
オートミール、ごま、ライ麦などを使った
ガリガリ系のお菓子です。
まだまだ納得がいかなそうなので、
デビューは来年かな。
話はかわり、
手作り市でのお話。
毎度、初めての手づくり市に参加する時、
「完全なawayだな」
と思って行くのですが、
帰りには
「またね!」
と言っている私がいます。
お菓子屋さん、パン屋さん、珈琲屋さん、アクセサリー屋さん、
カテゴリーは違えど、
そう言える相手がいる事に幸せだよなぁ。
特にお菓子屋さんやパン屋さんと話していて、
「あるある」
な話がいくつか。
まずは自家製酵母を使っている人同士だと
「雨で中止か怪しい時、
仕込み量を迷うよね」
というアルアル。
酵母仕込みは一週間以上前。
私の場合は酵母不使用の物もあるから、
お天気が怪しい時には、酵母系を減らせばいいけど、
酵母パン屋さんはかなり頭を悩ませています。
そして実店舗を持たない食品を扱う者同士だと
「たくさん売れ残ると悲しいよね」
というアルアル。
私の場合は
利益はおいといて楽しむために参加しているので、
知り合いの出店者さんや近くの出店者さんに配ったり、
終盤に買って下さった方にオマケすると喜んでもらえるから、
いいんだけどね。
そして
「自分に合う会場と合わない会場がある」
というアルアル。
正直なところ、
私も感じています。
例えば主催者側が「手づくり」に対する思い入れを持たない場合、
安い既製品を並べて薄利多売なお店も出店されています。
だから材料にこだわっているお店でも
「まけてよ」
なんて声がチラホラ。
特にオーガニック系のお店は材料の原価が高いからなぁ。
私はまだ経験してないけど、
覚悟は必要だな。
でもリピーターさんがいたり、
楽しい事もたくさんあるので
「私がイベントの空気を変えるぞ」
くらいの生意気な意気込みで参加して行こうかと。
数年前に会社員を続けようか悩んでいた私に相棒が言った
「あなたは誰かのサポート役じゃなくて、
 主役になろうって気持ちでいかないと楽しめないと思うよ」
という言葉が頭をよぎります。
そして番外編あるある。
私の背負っているアルミ製のショイコを見て
「カッコいいね」
と言ってくれるのは、
行商人ならでは。
街中や電車では不思議がられちゃうからね。
そんなこんなで、
知り合いが増えていくのは楽しい限り。
年代層も住む場所も違う人と知り合う機会はなかなかないし、
今までは出店料が高くて出れなかったイベントも
ブースシェアできるようになるしね。
『手作り市の世界』は、
コミュニティーに入っていくのが苦手な人にはやりづらいと思います。
しかし
良くも悪くも臆することのない私には、
最高の仕事場です。