【私が考えるベース】

写真はつくりてで使っているナッツ。
左上から時計回りにピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ、くるみ。
卵と乳製品なしのお菓子でコクを出してくれているのはナッツなので、欠かせない食材です。



最近、個人事業主としてやっていきたいと考えている20代30代女性から、質問や相談をされる機会が増えてきました。
私もそんな年齢になったんだね。
その中で聞かれたことを答えると
「ゆいさんは強いから」
「ゆいさんはしっかりしてるから」
と言われることも多いのですが、元々タフではないのさ!
私もまだまだですが、この10年ちょっとで培われてきた部分が大きいです。
タフというか、客観視して冷静に対応することが少しはできるようになってきたかなというレベルですが、
彼女たちのヒントになれたらと思って、今日はこの記事を書きます。
会社員でも、主婦でも、男性でも、年上でも、何かヒントになったら、これ幸い。




毎度言っていますが、私は周りの人たちや環境にかなり恵まれています。
同業の人から聞くようなトラブルも少ない方だと思います。
(中には悪意のある人と出くわすこともあります。悪意がなくても、無意識に利用しようとする人と出くわすこともありますが、トラブルには発展しづらいです。)

なぜトラブルが少ない方なんだろうと考えていたのですが、思い当たるとしたら大前提として私は人と付き合う時のベースに
「対等な立場であること」
「お互いを尊敬しあえること」
が必須だと思っているから、かなと。
仕事相手も、お客さんも、友達も。
国籍も、性別も、年齢も関係なく。



例えば、お店に来るお客さんに対して。
貴重な時間を使って寄ってくれて、大切なお金を使ってくれて、本当に感謝だなと思っています。
そしてお客さんも
「ありがとうございます。」
と仰ってくださることが多いです。




例えば、デパートの担当者さんや催事の主催者さんに対して。
貴重な機会を与えてくれて、商品を陳列販売するスペースを作ってくれて、感謝だわと思っています。
そして担当者さんも
「出てくれてありがとうございます。」
と仰ってくださることが多いです。

例えば、デパートでPOPUPをする時の販売バイトをしてくれる仲間に対して。
ヌケの多い私をサポートしてくれて、どうしたらお客さんが喜んでくれるかを一緒に考えてくれて、時給もよくないのに、彼女たち自身も普段のお仕事や家事などで忙しいのに引き受けてくれて、感謝だわと思っています。
そして彼女たちも
「お疲れ様でした、ありがとうございます。」
とみんな仰ってくださる。



例えば、カナダでお仕事をさせていただいた時。
私の英語はカタコトだし、実績があるわけじゃないのに信頼して依頼してくれて、サポートしてくれて、いつも励ましてくれて、一緒に楽しんでくれて、感謝だわと思っています。
そして彼らも
「ゆい、ありがとう。また一緒に楽しいことやろうね」
と仰ってくださる。



例えば、台湾で活動する時。
私は中国語がわからないし、実績があるわけでもないのに信頼してくれて、サポートしてくれて、一緒に泣き笑いしてくれて、感謝だわと思っています。
そして彼女たちも
「ゆいさん、ありがとう。またね。」
と仰ってくださる。



完全にプライベートな友達は自分と感覚の近しい人を選べるけれど、
仕事や地域活動など、いろんなタイプの人が集まって一つのことに取り組む場面では、
「対等な姿勢」
「相手を尊敬する姿勢」
が重要な潤滑油になるのではと思っています。






ただ毎回こういう関係を築けるかといったらそんなことはありません。
こちらがそのスタンスで行っても、上下で物を見て対応する方や、変に媚びてくる方、バレバレな嘘で表面を取り繕う方も中にはいらっしゃる。(こちらが下心を持って近づいていくというのも言語道断です。)
そんな時はご縁がなかったということで、できればそれまでのお礼をお伝えして、静かに離れるのみだと思っています。


言っておくと、もちろん私自身も対応を間違ってしまう時はあります。
人間だもの、弱っている時には判断も鈍るさ。
ただ、やらかしてしまったらそこで立ち止まって心を入れ替える。
自分でも他人でも、同じ”人間”として1回は仕方ないとして、2回やったらほぼアウト、3回やったら完全アウトー。
そう思っています。(家族は距離が近すぎて甘えがでて、同じような喧嘩を繰り返してしまうのは反省。)



年齢や、組織の大きさや、性別や、国籍の違いで
「自分の方が上」
だけじゃなくて、
「自分の方が弱者」
という無意識のフィルターをかけて自分を見てしまうこともあるかもしれませんが、それは自分が他人をそうタグ付けして見ているということの裏返し。
そこに気づいたら、自然と
「対等であること」
「相手を尊敬すること」
がベースになると思うのです。

この考え方が合っているのか間違っているのかはわかりませんが、
いま私の周りにいてくれる人たちはナイスな面々なので、たぶん合ってるはず。
と死ぬまで言い続けられますように!