【王道+遊び心】

写真は
焼きいちごのブラウニー。
ココアバターとピーナッツバター、そして水分はいちごをペースト状にしたもののみという贅沢な原材料のお菓子。
ホールタイプ、そして写真のカットで販売することもあります。
TSUCURITEのお菓子の中では一番濃厚であまーい。

今日はラジオについて。
私は毎日朝から晩まで、作業しながらTBSラジオを聴いています。
この4月で番組の入れ替えが多くあり、36年の歴史に幕を閉じた番組や、私が好きな朝の番組も終わってしまいました。
しかし、その後に始まった朝の新番組も拝聴、さっそく投稿も採用されたよ!
環境の変化に順応して楽しむのは得意分野なのである。

朝の番組を新旧両方聞いてみて、少し思ったことがあります。
どちらがいいというわけではなくて、
「共演者のオリジナリティを土台に、周りの良さを引き出すパーソナリティ」
「自分のオリジナリティを土台に、周りの良さを引き出すパーソナリティ」
がいるなと。
以前は後者が重宝されたけど、今は前者が増えてきている気がする。
癖が強くて賛否両論分かれるなどリスクがある人より、周りの空気を読んで滞りなくことを進められる人(心配なくたくせる人)。

前者は「クセのない白米」
後者は「それだけで食べても味わい深くて、ちょっとクセがある白米」
みたいな。

後者に関して、誤解なきよう書いておくと、本人の主張が激しいわけじゃなくて、
本人のオリジナリティのフィルターを通して、相手を一回噛み砕いて理解した上で、相手の良さを引き出している、という意味です。

これはラジオだけではなくて、商品に関しても言えるなぁと思う。
癖があるものより、一般性が高くて、誰にプレゼントしても一定の評価が得られそうだなってモノが重宝される。
ニッチな需要があるものは住み分けされているから特に問題はないのだけど、やはり対象となる人が多い方がギフトとして使えるから商品としての優位性は高い(お客さんに喜んでもらえる)、という事実はある。

お菓子に関して言えば、
ギフトとして使ってもらう機会も多い商材。
癖が強すぎるものは相手に喜んでもらえるかわからないから手に取りづらい。
そして個人店で言うなら、
「一般性も高めだけど、それを選んだプレゼントする側のこだわり(相手を思って選んだ事が)伝わるお菓子」
が重宝される。
王道+他とは違うこだわりや遊び心を感じられるもの。

ちなみに私個人の感覚はですね、かなりニッチ。
「それだけで食べても味わい深いけどちょっとクセがある白米」派。
ガリガリ硬めのクッキーが好きだし、ハーブやスパイスを使ったお菓子が好き。
美味しいなぁと思っている市販のお菓子は廃盤になりがち、つまり王道とは少し違うのです。

ここのギャップをうまく埋められたら、いい落とし所を見つけられたら、もっとお客さんに喜んでもらえるだろうな。
という近年の思い。