【天職かどうか】

写真は豆乳バターサンドのピスタチオver.。
カカオバターと豆乳バターベースにピスタチオのペースト、ピスタチオオイルを練り込んだフィリングをザクザククッキーでサンドしたお菓子です。
今年は何個作れるだろう。

今日は先日受けた取材について。
以前、編集者さんが国分寺店でお菓子を買ってくださって、今回の企画に合うと声をかけて下さったという流れです。
あの小さなお店を見つけるなんて、プロってすごいね。

いわゆる大衆紙ではありませんが、ベーカリーやお菓子屋やカフェをやっている人なら誰もが一度は手に取ったことがあるだろう雑誌です。
私もOL時代から10年以上見ていて、図書館にあるバックナンバーは全て読み漁ったほど好きな雑誌です。
プロの考え方、アウトプットの仕方が詳細に載っていて面白い。
まさかその紙面につくりてが載るだなんて思ってもいなかったので、とにかく驚きました。

そしてそのライターさんの仕事に対する姿勢がとても素晴らしかった!
事前に私のブログ10年分にざっと目を通して、私の考え方や背景を理解して、メールで沢山の質問と考察をしてから、当日に挑んで下さいました。
感動ですよ。

とある日曜日、厚木店の開店前に写真撮影をして、営業しながら合間にインタビュー。(奥のベンチに座ってたライターさんに気付いたお客さんもいたかな)

彼女の考察が的を得ていました。
昔と今では作っている物のテイストが変わってきていますよね?
まさにその通り。


お店を構える前の方が尖った組み合わせのお菓子を作っていました。
イベントや催事では「今ここでしか買えないもの」が喜ばれるから。
しかし普段使いするお店やデパート系催事では奇抜すぎる
→今はまずつくりてのファンを増やすことに集中するため、ベース作りに徹しています。
少し先が見えてきたら、
徐々に、じわじわと私らしさを復活させていく予定です。
「ここまでは受け入れてもらえる範囲か」
「これは奇抜すぎるのか」「これは意外と受け入れやすいのね」
と日々実験しながら進んでいくタイミングがそろそろだなと思っています。

そして
年月が経つにつれて元気になっていってますよね
と。
歳と共に体力は落ちていますが、目標が定まってきたというか、向かうべきところがわかってきたからか?
何より応援してくれる人が増えた事、これが大きな影響を及ぼしています。
両店舗の近隣の方や地方催事で知って下さった方や通販、輪が広がっていっていることはひしひしと感じています。

そして
お客さんが皆さん自然で素敵な方ばかりですね。お二人(この日は渉も店頭にいました)との会話を楽しんでいて。

これが何より嬉しかった。
お客さんと楽しい時間をシェアできているなら、これ以上の財産はない!これは言いきれます。

そしてそして最後に
天職ですね

正直いうと、天職かどうか自分では判断がつきません。
これまでOL、ベーグルカフェ、つくりてしか経験していないから、他に合う仕事があるかどうかわからないから。
そんなことを渉に話したら、
「それは自分より、周りが見てわかるものだと思う。天職に見えるよ。」
と。

雑誌の発売は12月頭。
お菓子作りに対する思いや味の作り方など、
簡潔にまとめていただき、この10年の間に自分が考えていたことや自分の中でこんがらがっている部分がわかったのも収穫でした。
私自身よりお菓子達を大きく載せてもらえる事がとても嬉しい。
またまた冥土の土産をゲットだぜ!