【周りを見るとわかること】

写真は6月まで出していたリンゴシナモンスコーン。
少量のイーストで1晩ゆっくり発酵させた生地に自家製リンゴコンポートとシナモンをサンドして焼いたお菓子。
人気者でしたが、りんごが終わってしまったので冬までお休みです。


歴代ナンバーワンの製造ラッシュが終わり、ひと段落です。
この事については自分の中で少し考えてから、また後日。

6月最後は製造室に一人で朝(夜中?)から晩(夜中?)まで作業をするという日々でした。
作業に集中してはいるものの、ふとした瞬間に違う事を真剣に考えていたりしました。

ある日は、居心地がいい場所ってどんなところだろうと考えていました。
というのも、人それぞれ居心地の良さを感じる環境は違う。
自分で選択できる場面も多いけど、意外と自分のことってわからないから、
自分から居心地の悪い方へ向かってしまうこともあるよなぁ、
直感で居心地が悪いと思ってもそこに留まってしまう時もあるよなぁとか。

例えば私は都会暮らしが合っていると思っていたけど、
「ちょっと郊外の自然が多いところ」
の方が居心地がよいと気付いたのは厚木に引っ越してから。
台湾も、行くまでは
「そこで暮らす人たちはエネルギッシュでストレートすぎて合わないだろう」
と思っていたのに、
むしろコミュニケーションがストレートでエネルギッシュな人たちに囲まれている時の方が居心地がいい。
私が以前描いていた「心地よい環境」は私にとって心地よくない環境だったことに気付きました。

でもやっぱり自分のことは見えづらい。
ならば自分の周りの人を見たら自分がわかるかもしれないなと。
なぜなら友達は無意識に居心地の良い人同志が引き寄せ合って付き合っているから、
その人となりが見えるような気がしています。
友人がその友人の友人を紹介してくれたときに、そんな事を思いました。
初めて会った人でも、その人の周りにいる人を見たらその人の輪郭が見えてくるなと。

私が最も仲良くしている友達2人はどちらもいわゆる” バリキャリ “。
自分の仕事にやりがいを見出して、ヒーヒーいいながらも楽しんでいる。。
私が信頼している仕事仲間達は未開の地にチャレンジするタイプ。
彼らを見ていると
「また面白いことやろうとしてるな。私も頑張ろ。」
と思う。

また良くも悪くも周りの人たちによってその人は創られる。
例えば嘆いてばかりの人の隣にいれば悲観しがちになるし、
笑ってばかりの人の隣にいれば笑顔が多くなる。

というわけで、自分の輪郭が少し見えてきた30代後半です。