【お菓子屋と社会】

写真はピーナッツバターとお味噌のクッキー。
噛むほどにジワジワと甘みや旨みがやってくるお菓子。
私はこの手のお菓子が好きなので、
これを選んでくれるお客さんを目の当たりにするとにやけてしまいます。

そして8月に入り通販のラインナップをググッと増やしたのですが、
ありがたいことに予想以上のご注文をいただき感謝しております!

「会いに行けないけれど、あの人に気持ちを伝えたい。」
「買いに行けないけれど、お家で食べたい。」
そして
「ゆいさん頑張れー!」
そんなみなさんの気持ちが伝わってきています。
ありがとう、私は暑さにもコロナにもへこたれませんぜ。

お店にはお散歩途中の方、遠くは行けないし気になってたからと来てくださる方、そして
「スナックゆい、に来た」
と会いに来てくださる方などなど、TSUCURITE會田由衣は幸せを噛み締めています。
ありがとう。

ここからは蛇足ですが、
お店と通販と卸し(むぎくらべさんでは通常通り販売しています。)を通して、興味深く感じたこと。
政府の動きとお菓子屋にいらっしゃるお客さんの動きは結構リンクしているんだなと。

例えば緊急事態宣言前はご自身用の購入が多く、
緊急事態宣言中に徐々に誰かに差し上げるための購入が増え、
緊急事態宣言直後には一旦お客さんがぐっと減り、
今はお客さんが少し戻ってきて安定してきた感じ。

それはきっと、こんな感じなのかなと推測しています。
緊急事態宣言前:不安な気持ちを払拭するためにも自分を労わって、未知の恐怖と戦うぞと準備
緊急事態宣言中:自由な時間ができて、自分の次は親族や身近な人を思いやろうという気持ちの余裕がでてくる
緊急事態宣言直後:1ヶ月我慢した外出を楽しむ
緊急事態宣言から1ヶ月以上後:感染者は増えているけど、一時期の恐怖感みたいなものは薄れつつある。

ある日、通販の注文が集中した時があり、調べてみたらそれはお盆の帰省は控えるようにと小池さんが発言した翌日でした。
お菓子屋も社会の一部なんだなぁとしみじみ。

この先、社会がどう変わっていくのかわからないけれど、
今できることを楽しみ、ちょっと先にワクワクする予定を置いて、マイペースに行こうと思います。