【台湾遠征その7 台湾の街中で気になった建物や風景】

私は旅先で歩くのが大好きです。
1日10km以上歩くのは当たり前。
表通りじゃなくて路地裏を歩くといろんな風景、人々の暮らしが見えてくるのが醍醐味です。
今日はそんな街歩きで気になった風景です。

1枚目の写真は富錦街。
おしゃれな街並みの裏側に、生活が垣間見れる風景が広がっていました。
猫もくつろぐ路地裏。
植物から、台北が亜熱帯気候であることが伝わるかな。

次はこちら。

オサレなお菓子屋さん。
日本統治下時代に建てられた日本様式の建物をリノベーションしたようです。
台湾は約50年間日本の統治下にあったため、このような日本様式の建物がしばしば見られます。


そしてお次は台湾っぽい建物。

寶藏巖。
日本にはない色使いと装飾がされた道教のお寺の入り口です。
ちなみにお寺はこんなにド派手な色合いなのに、台湾人はなぜ抑えめな色の洋服を好むんだろう??

お次はこれまた全然違うテイストの建物。

大学併設の美術館??
街中を歩いていて偶然見かけた建物です。
こんなバブリーな建物を建てられるだなんて、この大学は儲かってるんだろうなぁ。
どこの大学なのかは未だに不明。
わかる方がいらっしゃったら是非おしらせくださいませ!

そしてお次は台北の日常の風景。

MRT(地下鉄)の駅。
空中にアート作品が吊られています。
日本の地下鉄でもたまにオブジェが見られるけれど、台湾では至る所に散りばめられています。
「日本よりアートが生活の中に溶け込んでいる」
そんな印象です。

そしてこちらは最近できた建物の一部。

建築好きならわかるはず。
桃園空港線MRTの台北駅の天井です。
設計は槇文彦氏率いるチーム。
2年前にはなかった建物なので、今回見るのを楽しみにしていました。
ネットで見るよりも実物の方が有機的な印象。

そして最後は、今の台北を象徴する風景。

高層ビルやマンションが絶賛建築ラッシュ。
台北の地価がぐんぐん上昇して東京と同じレベルになっているという話は前にもしました。
そして今は、台北市の隣、新北市にたくさんの高層マンションが建設されているところ。
新北市なら台北市への通勤もできるし、台北市よりは地価も安い。
台湾の友人に聞いたところ、
「新北市のマンション2LDKなら3000万円くらいから買える。」
とのこと。
一瞬、それなら一般庶民も手に届きそうだなと思いましたが、日本と台湾では平均年収が違うではないか。
それを加味すると、日本だと6000万円くらいから買えるということ。
つまり一般庶民には到底手の届かないものだということがわかりました。

現在、バブルを迎えている台湾。
数年のうちにバブルが弾けるのではと予想する人も多いようです。
台北の街中を歩きながら、日本が30年前に経験したバブル崩壊が台湾に訪れるのかなと思うと、ちょっと寂しい気になるのでした。