【感覚を伝えることは難しい】

写真はTVの画面に顔を擦り付けるのりつん。
なぜそんなことをしているんだろうと思っていたら、

ちーちゃんも気になるらしい。
TVの縄張り争い?今までは見向きもしなかったのに?
真相は謎のままです。

今日は私が最近感じている
” 感覚を伝えることの難しさ
について書きます。

美味しいとか、美しいとか、綺麗だとか、かわいいとか、かっこいいとか、
多くの人は毎日そんなことを感じながら暮らしていると思います。
同じものを見ても、感じ方は人それぞれ。
私が気に入って着ているお洋服をダサいと思う人もいるし、素敵だと思う人もいる。
私が気にも留めないことを気にする人もいるし、私よりももっと気に留めない人もいる。
だからいろんな人と会って話すと、視野が広がって面白い。
多様性ってこういうことだとつくづく思うのです。

しかし困る場合もあります。
誰かに何かを依頼して作ってもらう時、
「なんだか気持ち悪い。」
「なんだかしっくりきてる。」
という感覚をうまく伝えるのはものすごく難しいのです。
要素が多すぎるとか、全体のトーンが揃っているとか、
そういう”事実”を伝えるのは比較的簡単。
私が難しいと感じるのは、色の組み合わせ方が気持ち悪いとか、全体の収まりが気持ち悪いとか、バラバラだけど全体の収まりがしっくりきてるとか、その人の直感的な感覚を伝えること。

そんな時は
「私は何でこれが気持ち悪いと思ってるんだろう。」
と分析してみます。
すると私の場合、
「軸がブレている=気持ち悪い」
「一貫したストーリーがある=しっくりくる」
と感じるらしいことがわかりました。
性格的に一刀両断、これと思ったものに突き進むタイプだからだろうと分析しています。
二頭追うものは一頭も得られないからね。

そこまではわかっているのですが、それを人に伝えるって難しい。
その課題をクリアできずにいますが、これも人生の修行だな。

ちなみに、私と相棒はそこらへんの感覚がとても近い様子。
特に平面デザイン、プロダクト、音楽あたりは似ているので、共有のものを選ぶときには楽ちんです。
結婚して長いこと一緒にいるせいなのか???
これまた真相は謎のままです。