写真はリビングに来た2人。
彼らはシンメトリーやアシンメエトリーな立ち位置にいることが多く、この日は尻尾の先が重なっているというラブリーな配置でした。
猫の親子関係は1年経たずして解消されるそうだし、今は恋人同士なのかしら。
1枚目の写真右側のりっくんは先日去勢手術をしました。
「去勢手術後は性格が穏やかになる。」
と聞きますが、私が感じているのは
「男気が溢れてきてるな。」
ということ。
もともと母猫ちーちゃんの行く場所へ付いて回っていたけれど、最近はその寄り添い方がとてもジェントル。
例えばこんな感じ。
ちーちゃんが寝ている向かい側に陣取って寝転ぶりっくん。
なんだか甘いよー。
以前だったら、こんな優しそうな目で彼女を見ていなかったような気がします。
そして1階に降りてくるときはいつも一緒。
彼はお腹が空いていなくても、私の足にスリスリして
「ご飯食べたいよ。」
と言います。
いざ2人にご飯をあげると、彼は一口二口しか食べない。
つまり授乳中で常にお腹が空いているちーちゃんのことを思っての行動のようです。
そして彼女を労わる気持ちが溢れているのがこちら。
授乳中のちーちゃんを舐めるりっくん。
手術前から
「りっくんはちーちゃんを舐めるけど、その逆は少ないよね。」
と相棒と話していたのですが、術後はその労わりっぷりが増した様子。
そのせいか、ちーちゃんがりっくんの元へ行って甘えることも多くなった気がします。
子猫たちがご飯を食べている間に甘えるちーちゃん。
その男気あふれる行動は彼女のためだけでなく、子猫たちに対しても発揮されています。
初めて子猫たちと触れ合った時、彼はおっかなびっくりでしたが、今では子供達をなめまわし、とても可愛がっています。
特に上の写真の子とは仲良しで、よく一緒に寝ているようす。
彼は子猫たちをちょっと乱暴に引き寄せて舐めるけれど、それもまた彼の個性。
そして手術後はその面倒見の良さにさらに磨きがかかった気がします。
母猫がいない間には子供たちがどこかへ行ってしまわないか見張り、
私たち人間が見張りながら部屋を解放して子猫たちを遊ばせている時も、彼は全員がいつものテリトリーに帰るまで見届けてから寝床へ帰ります。
そんなりっくんを見て、自分の至らなさを認識することも数知れず。
こうして最近我が家では尊敬の念を込めて
「りくおさん」
という呼ぶようになりました。
彼らから学ぶことはまだまだたくさんありそうです。