【関西の旅 その2  神戸を堪能する】

関西2日目、この日はメインイベントの日でした。
雪がちらついていて心が折れそうだけど、そんなわけにはいかないの!
朝から電車で西へ移動して、鵯越駅に到着。
神戸より西側にある無人駅です。
ここから急な坂道を登っていく途中で見つけたのがこれ。

頭上注意と書いてあるけれど、人が通るところなんだろうか。
さらに近づいて覗き込んでみたら、こんな感じ。

159cmの私がかなり腰を低くして通れるか通れないかのトンネルでした。
防空壕の名残?雨水の流れる場所?まさかの生活動線?
頭の中にハテナを浮かべつつ、先を急ぎました。

だいぶ高台まで上がってきて、景色も綺麗。
そして到着したのが鵯越墓園。

写真からもわかるように、きつい坂道が続く広い墓園です。
ここからは墓園内循環バスに乗って移動します。


このバスが来て、発車待ちをしている時のこと。
1人のおばあさんAが降りて、お手洗いへ向かいました。
そして発車時間になっても帰って来ないのにエンジンをかけ始める運転手のおじいさん。
慌てて
「まだ女性が帰ってこられてませんよ。」
と言うと、
「うん、まだ発車せんから。」
と。
一安心したところで、違うおばあさんBが
「あの人帰ってこんなぁ。」
と私に話しかけて来ました。
「ですねぇ。」
と返すと、
「倒れとるんちゃうか!」
と。
おばあさんがおばあさんに言うジョークだからいいけれど、シャレにならないから!
その直後、遠くからゆっくり歩いてくるおばあさんAが登場。
「マイペースやなぁ~。かなわんわ!」
と言い放つおばあさんB。
東京にはないシチュエーションを存分に楽しみました。

そしてバスは発車し、目的地近くのバス停で降り、ここからが勝負です。

私が行きたいお墓の場所は
「つばき地区4区の角坂」
という情報のみ。写真からもわかるように4区だけでも膨大な量の墓石が並んでいます。

墓石の工事をしていたおじさんに声をかけられつつ、なんとなくここだと思う通路に入って5つ目くらいで
「角坂」の文字を発見!!!

妙に感激しつつ、写真を撮り父へ送信しました。
父の母のお名前、命日を初めて知り、しばし物思いに浸るの巻。

それから軽くお掃除をして、帰りのバス乗り場へ。
吹きっさらしのバス停で待つ事20分、さっきと同じ運転手さん、行きに一緒だったおばあさんと再会し会釈を交わしました。

なんとなく引っかかっていたことがクリアになり、いざ元町へ。


上の写真は元町のアーケード。
20年ぶりくらいに来ましたが、人がひしめき合っていたような思い出があるのは気のせいだろうか??

そして向かったのは、デリカテッセン。


ハムやソーセージ、チーズ、燻製のお魚などを扱うお店で、私が子供の頃にはよく食べていました。
ここで数日後に控えていたレバーペーストが好きな母へのお誕生日プレゼントを手配して、
カフェメニューに目を奪われつつ、お昼を食べようと向かったのがこちら。
教会を使ったカフェ、フロインドリーブ。

20年前くらいに来た時に天井の高さと、荘厳さと、お料理の美味しさが印象的だったので来たはいいものの、火曜日なのに20組待ち!
あの頃より狭く感じる店内をジロジロ見て、1階でアップルパイを買って退散しました。

それからたまたま通り掛かった住吉大社にお参り。

平日ですが外国人観光客はパラパラといらっしゃいました。

まだ新しい獅子が鎮座していました。
そして地面を見るとこんな綺麗な光景。

思わずスマホで撮って、待ち受け画面に設定しましたとさ。


それからデリカテッセンのカフェに戻りました。
階段を上った先にレトロな看板があります。

サンドウィッチルーム、なんだか素敵な響き!
ここで私が頼んだのはいろんなハム、ローストビーフ、サラダ、パン、スープのセット。

このハム達を食べた瞬間、懐かしさが口いっぱいに広がりました。
そうそう、これこれ!
スタッフさんの接客もとても心地よく、ゆっくり堪能させていただきました。

それから少し休憩しに行こうと向かったのがこちら。

モスクです。
トルコでモスクに出会ってから、モスクが大好きな私。
無宗教なのでお祈りはしませんが、中に入って床に座ると心が落ち着くのです。
次の写真は2Fのお祈りの場所。

1Fは男性、2Fは女性と分けられていました。
2Fから下を見ると、こんな感じ。

お祈りしている時は撮影NGなので、誰もいなくなったタイミングで写真を撮りまくりました。
この絨毯の模様と色合いも素敵。

こうして神戸を満喫し、さすがに疲れきった私は一旦大阪のホテルへと戻りました。
小1時間ほど休憩して、近くの立ち飲みを散策し、ここだと思った場所に入店。

鶏の肝の盛り合わせ、どて煮、そして写真には写っていないけれど炙りしめ鯖、ハーフ&ハーフで一人立ち飲みデビュー。
やりたかったのよねぇ、一人立ち飲み!

ベジなお菓子屋をやっていると、
「体にやさしいものだけを食べています。」
というイメージなのか、お酒を飲むと知って驚かれることが多々あります。
でも適度なお酒は美味し楽しいし、ジャンクなものだってたまには食べちゃうぞ!
要はバランスだと思うのです。

いつものことながら、動きすぎで疲れきり、大満喫の2日目は終了です。