【相談】

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写真は近所のお店でみつけた
小麦不使用のお醤油。
味は
一般的なお醤油よりも塩気が尖っている印象ですが、
言わなかったらわからない程度の差。
小麦が使われている食べ物って多いし、
アレルギーを持っている人は
さぞかし大変だろうなと思うの巻。
このお醤油を持ってレジに並んでいたら、
おばあさんに話しかけられました。
子供の頃から街中で話しかけられる事が多く、
声をかけやすいタイプらしいと自覚していたものの、
年を重ねるに連れて、
それが加速度的に進んでいるようです。
最近は、同世代や年下の子から
人生相談らしき話をされる事も増えました。
話を聞いていると、
自分を見つめ直すきっかけにもなるし、
ありがたい話です。
話ならいくらでも聞くし、
それで少しでも楽になるならいいなと思いつつ、
私の意見がその人の人生を大きく変えてしまったらどうしよう
と不安になる事も多々あります。
私自身は周りの人に恵まれて、
うまく歯車がかみ合って、
どんどん楽しい方向へ行っているけど、
全て最初から狙って動いたわけではありません。
やっていくうちに徐々に先が見えてきた部分や
偶然の出来事も多いので、
私自身の事を話したところで参考にならない場面がよくあります。
ただ、そういう話をしてきてくれた人に
よく話す事が一つあります。
私が会社員を辞めるときに上司がしてくれた話。
「ネガティヴな理由で辞めるんじゃなくて、
 ポジティブな理由で辞めるなら、気持ちよく送り出せる。」
というもの。
人間、嫌なことがあると逃げ出したくなるのは当然。
そうするとそれまでは許容範囲だった事がそうでなくなり、
「あれも嫌だし、これも嫌だし、環境を変えよう」
と自分自身を納得させる理由付けにもなる。
でも、自分がやりたいことだとしても、
忙しすぎたり心が弱っていると、
逃げ出したくなることだってある。
その客観的視点を失っている時の判断材料として役立つのが、
1番最初に思った理由がポジティブかネガティヴか。
これは仕事の場面だけじゃなくて、
生きていく上で、
役立つ指標だと思っています。
逆に、
誰かがポジティブな理由で違う道を選択しようとしている場合には、
いくら寂しくても快く背中を押さないとね。
あ、私自身は
現状から逃げ出したくもなけりゃ
お菓子屋を辞めるつもりもさらさらありませんから!
現状に満足せず、
もう少し先の足場を目指してよじ登るべし!