【アントシアニンを含むパウンドの色変化】

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昨日の続きのお話。
同じ要領でパウンドも作ってみました。
上層はハイビスカス(酸性度高め)、
下層がマローブルー。
酸性度が高いハイビスカスは
重曹を入れた瞬間に
「しゅわしゅわ」
と。
これがバスバブルの原理か!
そんなことを思いながら、
焼き上げたパウンドが1枚目の写真。
ハイビスカス部分は紫、
マローブルー部分は黄色。
理由が全然わかりません!
「なんだろか」
と思いながらパウンドを切り進めてみたら、
中心に近い部分がこんな感じになっていました。
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上層と下層の境目部分には
青色が残っています。
よく見ると、
外側へいくに従って黄色みを増しています。
生地の中心部に熱が伝わりにくいから、
重曹が反応しづらいって事?!
元々、化学より物理派の私には難解すぎるので、
とりあえずは糸口がつかめそうなクッキーから挑むべし。
ちなみに、
液体類に重曹を入れた後、
熱を加えずにそのまま生地を作って焼き上げると
こんな感じ。
DSC00917.jpg
上のはしっこのところに
やや青みがあるかな、という程度で、
ほぼプレーンな生地色。
つまり、
「アントシアニンに重曹を加えて、加熱してから生地を作らないと、
 青色は出せない」
という事が確認できたというわけ。
一歩ずつ、ゴールに向かっている感じが
たまらんね。